名取さんは京都撮影所で定期的にドラマの週収録をされているので
京都の人にはちょっと「おなじみさん」的な雰囲気がある女優さんではないかと思います。
我が家から歩いて5分ほどのところにある日本一古い茶店(お餅屋さん)に撮影やプライベートで来られているのをお見掛けしたり
三条商店街で買い物されているのをお見掛けしたこともあるので
勝手に「親しみ」を感じているのです。(ご本人は、知ったことじゃない、ですよね・笑)
本日の出演時のお着物。
メモを取っていたわけではないのでうろ覚えですが
四度染めをされたという黒の色無地?
黒で染める前に赤や紫などで下染した上に黒をかける、という手の込んだお着物だそうです。
比べようもありませんが、この時↓に見た着物が二度染でした。
こちら↓の着物も、比べようもありませんがやはり下に赤を染めた上に黒を掛けた二度染です。
テレビの画面ではわからないですけれど
きっと実際に目にすると何とも言えない『黒』なんだろうと思いながら番組を見ていました。(我が家はいまだ4Kでも8Kでもありません(^^;
お着物の微妙な染め色はテレビで見ているにはわからなかったのですが
合わせていらした帯の素晴らしいこと。
プラチナ箔の輝きかと思っていましたら
10年寝かした銀を使った壺垂れの帯なんだそうです。
壺垂れというのはこの柄から来た名前なんでしょうか。
後ろ姿が映って焼きお太鼓が見えましたら焼き物の釉薬が垂れたような柄行でした。
(着物の衿から襦袢の白がかなり覗いていますけれどこれはわざとこういう着付け?)
黒一色のお着物、座って話をしていると喪服に見えかねないので、と
襦袢の襟もとにダイヤの飾り
お襦袢も凝りに凝って箔をしてある、と。
うろこの織地に箔が乗っていますね。
それにしても今日お召しになっていた帯、本当に素晴らしい。
徹子さんのトーク、全盛期に比べると年齢を感じずにはいられませんけれど
やはりこの番組はとても興味深いです。
ゲストのお話はもちろん、女性が和服で出演されるのを見るのが何より楽しみ(^^♪
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義両親の施設入居の一件ですが
義父の態度の豹変でなんと!入居の日まで決まってしまいました。
怒り心頭の状態で実家に向かった夫ですが
今朝、「義父が何を言ってきてもすぐには取り合わずとにかく我が家に連絡をしてほしい」とお願いしていた施設の方から営業の担当者が
夫が実家へ向かった時間に少し遅れて訪問してくれたのです。
実家に出向いた夫の顔を見るなり、義父は
「お前と話すことは何もない!」と一言言って、あとは夫の顔も見なかったそうです。
そこへ施設の営業担当者さんが来訪。
夫曰く「さすがプロ、年寄りを転がすのがびっくりするほど上手い」
(ゴメンナサイ、ひどい表現ですが夫の実感だそうです)
意固地になっている義父の話を聞きながら上手に気持ちをほぐし
なんと、義父の気持ちがほぐれたのを見計らって
一気に入居の日まで決めてしまうところまで話を進めてくれたそうです。
まだまだ油断はできませんが、本当にほっとしました。
「他人を家に入れたくない」と義母の買い物補助をお願いしていたヘルパーさんを断ってしまい、
91才と88才の夫婦の家事のすべてを義母がこなしているという生活。
私からすると本当に義母がかわいそうで
どんなに大変なことか、と毎日やきもきしていたんです。
ここまで来るのに本当に紆余曲折、
とても短い時間では説明できないことの連続だったのですが
ようやっと。 ようやっとです。
来週末には両親揃って入居する運びになりました。
なんとか新しい生活を義父が受け入れてなじんでくれますように。
夫と二人、そればかりを念じています。