こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

伊勢神宮のお献茶式へ。

朝からいいお天気の4月12日。

今日は伊勢神宮のお献茶式とお茶席に行ってきました。

 

京都発8時過ぎの近鉄の特急に乗って、つい先日いったばかりの法華寺の時に乗降した大和西大寺を過ぎて、宇治山田までの2時間ちょっとの小旅行気分。

 

宇治山田からタクシーで伊勢神宮の内宮へ行って神宮内をのんびり散歩する気分で歩いているとちょうどいいタイミングでお献茶式へ入ることができました。

 

色鮮やかに咲いていた躑躅

 

皇室より寄贈された神馬 草新(くさしん)号

大人しくて賢そうな馬でした。

写真を撮っても嫌がる風もなく大勢の参拝者さんの撮影会状態に大人しく応じてくれていました。

 

 

伊勢神宮のお献茶式は確か6年ぶり。

このブログを書き始めたのが2018年の12月なので記録は残っていませんけれど

その時はわが宗匠が拝服席を担当され、中村外二棟梁の手による神宮茶室を使わせていただいてのお席でした。

 

ja.wikipedia.org

 

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伊勢神宮の神事はほかの神社にはない古式ゆかしいさまを感じます。

神官さんの祝詞に続いてお家元が濃茶・薄茶と献じられ、

その後、御神楽(みかぐら)が奉納されます。

四人の巫女が息もぴったりに生の雅楽に合わせて舞を舞い、

その後、頭冠束帯姿の若い舞官が凛々しくも優雅な舞を、長い裾の衣装を翻しながら舞う姿は何度拝見してもいいものです。

6年前に拝見した時の舞官さんは体格のしっかした方のように記憶していますが、今日、舞われた方はお若くてほっそりした方でした。

 

お献茶式が終わって副席へ。

神宮茶室へ入らせていただくのも6年ぶりです。

 

お床には春の日を詠んだ大和歌のお軸と唐物花入れに牡丹。

1席に25名ほどが入れていただいておかげ横丁の五十鈴茶屋製のきんとんの頂いた後、たっぷりとお薄をいただきました。

 

そののち、拝服席で神饌(しんせん)と薄茶をいただきました。

 

お献茶式と、お茶席を2席まわり、お仲間とお昼ご飯を食べるためにおかげ横丁へ。

 

最近はどこに行っても繁華街や観光地の土産物店は似たり寄ったりになりましたよね。

おかげ横丁でも食べ歩き用の串に刺した松阪牛の焼いたのを売る店やお饅頭やソフトクリームを売るお店が目立ちました。

 

私たちは古くからある『てこね寿し』の店、すし久で名物のてこね寿しでお昼ごはん。

(あのね、コロナ前のお茶券には2席分の茶券と献茶式の入場の券、それに、このすし久のてこね寿しが点心としてついていたんです、コロナ以降、お茶会で点心が付いてないことが増えましたし、点心が付いていてもお弁当の折だったり、なんだか値段上げられないから点心抜きました、的なお茶券が増えているように思います)

 

すし久の入り口の天井にツバメの巣が3つ、あって親鳥が天井照明の上で鳴き続けていました。

ツバメは賢い鳥なので人の傍で子育てするのが一番安全で天敵に狙われる可能性が低いことをちゃんと知っているんですね。

 

おかげ横丁のスタバ

外国の観光客にはこの建物の雰囲気が珍しいらしく大勢並んでいました。

 

さて、そんな今日の着物です。

 

薄灰色に飛び柄で花の刺繍が入っている付け下げ。

上前の裾が広がってしまっています。着付け、失敗だ (´;ω;`)

帯は菊文様に金の雲がたなびいている六通の袋帯

伊勢神宮なので菊の帯にしてみました。

 

 

帯まわりは ミルク色の地に金糸で宝尽くしの刺繍が入った縮緬帯揚げ。

帯締めは焦茶とクリームが左右で色を変えて組んである平。

 

帰りはやはり宇治山田から、近鉄のプレミアム特急の「しまかぜ」がたまたま走っている時間だったので初しまかぜ搭乗❣

 

シートもラグジュアリーで快適な2時間を過ごし京都へ帰ってきました。

 

 

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