11月22日
袷の着物を着ていると暑いくらいの日差しでとてもいいお天気に恵まれました。
とはいっても、朝、家を出るときにはは織物の上にショールを肩に羽織っていないと
衣紋を抜いた首筋がスースーして風邪をひきそうな気温だったんですけれど。
朝、5時に起きて猫たちの世話をして軽く朝食を食べて出かける支度をしました。
お寺さんとお茶人は朝が早い…… 個人的にはそれが辛い(^^;)
8時過ぎには醍醐寺に到着。
お茶席になるお部屋に入ったらもう社中のお仲間が集まりだしていました。
お献茶式は11時から国宝の金堂で、
今回、わが社中が担当するのは副席なのでお薄を差し上げます。
9時に1席目を始め、お献茶式までに2席
お献茶式後の12時から4席。
全部で6席、お客様に入っていただくことができました。
この日の装い
裾に向かって水色がグラデーションになっている付け下げ訪問着。
季節の花々が刺繍されています。
胸元には撫子、 上前は松に菊など。
帯は金色に近い黄色の地に柴垣た菊、桔梗などが織られた袋帯。
色味的には何となく春っぽい組み合わせになってしまいましたけれど
とてもお天気のいい秋の日だったので柔らかな雰囲気の取り合わせでよかったと思いました。
それに、境内の美しいモミジの邪魔をしない色味を、とも思ってこの組み合わせに。
帯まわりは 卵色のどっしりと生地の厚い帯揚げ
菱の文様が織られている唐織の帯揚げにしました。
帯締めは黄土色と金が表裏になっている平組。
宝尽くしの模様が入っています。
秀吉がお花見をしたことでも有名な醍醐寺には寺内のあちこちにしだれ桜が植えられています。
国宝の五重塔は京都で一番古い木造建築です。
この五重塔、本日、11月23日から26日の日曜時まで特別公開されています。