昨夜半からの雨のせいでしょうか、明け方、まだ暗い時間に頭痛で目が覚めました。
春、この季節は気圧の変動が大きい日々が続くこともあって毎年、頭痛に悩まされます。
春の頭痛には花粉症も影響しているのかもしれませんね。
今日、4月6日 日曜日は4月最初のお稽古日でした。
神経内科から処方してもらってるカロナールを飲んでしばらくベッドで横になっていても頭痛は治まらず、頓服用に、ともらっているカロナールよりも効果が高い(きつい)薬を飲んで、様子見、ようやく起き上がることができました。
でも、着物を着る元気が出なくて洋服でお稽古に。
会うお仲間が次々に
「あら?今日は着物じゃないの?」とか
「えーーっ、どうしたの?」とか、
ある方などは寄り付きからちらと私の姿が見えたようで
「え、こと子さん、今日、着物じゃないわよ」と、同じく寄り付きで席入りを待っているお仲間に話しかけているのが茶室の中まで聞こえて、皆、クスクス(笑)
お仲間のお一人が「【今朝は頭痛でした】って書いて首からぶらさげとき」って名案もくれました(^^;)
洋服でのお稽古でも、お茶はもちろん、主菓子が美味しいのは一緒。
(菓子司HPより、 銘 春かんざし)
ヨモギの香りがまず口の中に広がって春を感じるお菓子でした。
かんざし、の名の通りの、串が捨てがたく、懐紙に挟んで持ち帰りました。
という事で今日の着物画像は無し、です。
ですが、昨日の4月5日、土曜日は御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ、ごこうぐうじんじゃ)でお献茶式とそれに伴う茶席が2席、それに拝服席と点心席まで、十分に楽しい1日でした。
御香宮では三千家が毎年回り持ちでお献茶式を執り行うので本来なら3年に一度、私のお稽古する流派に回ってくるのですが、コロナの影響で前回の2022年はお献茶のみで一般参加はもちろん、お茶席もかけられませんでした。
なので今年は2019年以来6年ぶり。
いいお天気の土曜日、境内の桜も満開。
御香宮神社は名水で有名、湧き水の「御香水」は甘く良い香りの名水です。
そのお水でいただくお茶はなお一層、美味しい気がしました。
境内にはかの有名な、樹齢約400年の五色八重散椿の『おそらく椿』
盛りを過ぎて散り始めていましたけれど見事に大ぶりな花がまだ残っていました。
お献茶に伴う副席は2席。
濃茶席と薄茶席、濃茶席の床には見事な赤い牡丹、お道具もそれは素晴らしく、春の日のお席にぴったりな道具立、
薄茶席は遠州作の石庭を眺めながらのお席で開け放たれた茶室の心地よいこと、この上なしでした。
拝服席(神饌のお下がりをいただく席)のお干菓子は毎年こちら


三宝に盛られた神様のお下がり、桜と橘 和三盆の上品な甘さがとろけます。
点心席も毎年、魚三楼 地元伏見のお料理屋さんの懐石弁当
この日の着物
18歳だったか、20歳だったかに、実家で作ってもらった、私にとっての初めての付け下げ。
綸子地に蔓帯柄 地色が白に近いクリーム色で、しかも綸子なのでつやっと光り、
いつまで着られるかな、と思っている着物の一枚です。
が、呉服屋さんが、洗い張りのたびに派手な部分には銀を伏せたり、八掛の色を変えたりして工夫をしてくれえるので66歳になった今も、春には許してもらおう、と未だ着ています。
帯は鳳凰と松竹梅を中心に、桐・菊・藤・菖蒲などの季節の花が総刺繍で入った袋帯。
明るい茶色に金糸が織り込まれた帯なのでふとした拍子にキラキラと光ります。
帯まわり
白地に金銀糸で流水模様の帯揚げ
帯締めは薄灰に紫と金の糸が組まれた平。
今週の我が家の花


八重で大輪の百合 1本に3~5輪、花が付いているのを5本求めました。
ダイニングテーブルとキッチンカウンター、そして玄関に飾っています。
百合の素晴らしい芳香が家中にいっぱいです。