この十日余り、2.3日の晴れ間を挟んでずっと雨の日が続いている気がします。
庭で植え付けを待っているホット苗たちを植え付ける作業もなかなか捗りません。
そんな雨の中、今日は賀茂別雷神社、通称「上賀茂神社」でお献茶式とそれに伴うお茶席が設けられました。
上賀茂さんは私たち夫婦が結婚式を挙げていただいた神社で以前の住まいからなら徒歩で行けたので10年ほど前までは大晦日、除夜の鐘が鳴り始めるとしっかり着込んで年明け同時の初詣に出かけていました。
50才を過ぎた頃からは除夜からの初詣は夫が渋り始め(寒いし……と言い出しました💦)もっぱらお昼間に詣でるようになったのですけれど。
まぁそんなことで上賀茂さんは私にとっては格別思い入れのある神社なのです。
前日からの天気予報でかなり雨がきついとなっていたので訪問着はやめて
パールトーン加工をしてある色無地の準備をしていました。
以前は毎年の春のチャリティー茶会に制服のように来ていたミモザ色の色無地。
背に一つ紋。
お稽古仲間の皆さんとご一緒したのですが、その中の一人が、なんと、ほぼ同じ色無地。
生地を見た瞬間、同じところの反物だとわかりました。
「伊と幸やろ?」とほぼ同時に。
そしてお互い「雨やし、訪問着はやめてパールトーンしてる色無地にしてん」って(笑)
同じこと考えてました。
しかも同じ白生地屋の伊と幸の反物で色も友人の方が少し薄いけれどまるで揃えたみたいに同じミモザ色。
私のは地紋が四君子。 友達は菊尽くし。
この着物、毎年の3月のチャリティー茶会の出番がなくなってからはあまり箪笥からは出すこともなかったのですが、ブログの記事をたどってみると昨年2月の夫の関係者の方が開いてくださった懇親会の時に着ていました。
なので約1年ぶり。
色合い的にこの色無地は「春」の着物ですよね。
帯は桜の模様の綴れの袋帯。
地色が淡く桜の柄も大人しめの糸で織ってあるのであまり桜も目立ちませんけれど、
今、〆て出かけないとまた来春まで機会がなさそうなので、着物と色がかぶり気味なのを承知でこの帯にしてみました。
帯まわり
帯揚げは若草色に菱模様で淡いオレンジが染めてあるもの。
帯締めは、「今日の取り合わせはこの帯締めがポイントです!」の気持ちで
選んだ平組。
何て表現したらいいんでしょう、胆礬色(たんばいろ)が一番近いでしょうか。
青と緑を混ぜたような、くっきりとした色で、この帯締めは「色を挿す」時に使いたい1本です。
お席に入っているときには激しく降った時間もあったのですが、
日頃の行いが良かったのよね~、とお仲間と言い合うほどに、神社に向かう時と帰るときには小降りになってくれて助かりました。
帰宅して、ダイニングテーブルのチューリップを見たら
(やはりこの色は春色やわ)と思ってちょっとニヤニヤ。
前回の記事で紹介した早めに切り取った庭のチューリップ、
今日なこんな風(画像右)です。
上から見てもかわいい(^^♪