もはや毎年、秋の恒例行事となった「二条城大市民茶会」
普段、お茶にあまり親しみがない方でも気軽に参加できるお茶会です。
通常は非公開の二条城内の庭園、清流園への入場と、和楽庵と香雲亭という二つのお茶室に掛けられるお茶会で二服、いただくことができます。
和楽庵から見たお庭の景色、向こうに見えている建物が香雲亭です。
コロナ以前、大市民茶会は城内・清流園への入場及びお茶席二席でお茶券代は2,500円でした。
市民が気軽に参加できるように、という事で三千家と藪ノ内、各流派が持ち出しでお茶やお菓子を準備して協力していました。
が、コロナが明け、4年ぶりの開催になった昨年は3,000円、で、今年、軒並み諸物価の値上げでお茶券代も4,000円になっていました。
まぁ、それでも2席入らせていただけるのですからお安いといえばお安いですけれど。
各流派、午前の券と午後の券、各85枚、一日につき流派から170名が参加でき、
当日券が午前・午後、各15枚あるので完売すると200名という事になります。
11月4日 月曜日(振休)
私がお稽古する流派の担当日でした。
朝から暑いくらいの晴天。
気軽な市民茶会という事で何を着ていこうか少し迷って、結局色無地にしました。
以前は毎年春に恒例行事としてあった大阪美術クラブのお茶会に、制服のようにして着ていた色無地。
春に着ていた時は、菜の花やミモザに見立てて春着物、という気持ちだったのですが、春の恒例行事がなくなって以来、着る機会もなくしていたので、今回は黄色く紅葉した秋の木の葉、という事にして着て行きました。
一緒に行ったお仲間はそれそれ、訪問着や付け下げ、色無地で、皆、道中は塵除けや道中着、道行を着て。
私もこの日はこの上に秋色(紅葉色)の道行を羽織って出かけました。が、暑かったです💦
伊と幸の反物、 四君子地紋を染めた色無地。 背に一つ紋
帯は唐織、遠州緞子に牡丹や鱗などの文様
帯まわり
帯揚げは黄色・緑・桃色などのぼかし染め
帯締めは白と卵色が左右に色分けになっている丸組
晴天に恵まれて、(というか日差しが強くて日傘なしでは辛いほど)楽しい時間を過ごし、二条城を出てご一緒したお仲間とランチをしておしゃべりもいっぱいして、充実した三連休の最終日でした。