よほどのことが無い限り、毎年の初詣は上賀茂神社さんへお詣りしています。
元日を避けて、今日お詣りしたのですが、昨日のニュースで見た感じよりは
少しマシな印象を受けました。
昨年の12月には着る機会のなかった総絞りの小紋
柄行が、今一つ不明なのですが、葉を落とした樹木に福良雀が絞り染してあるのかな、と思っている着物です。
ふっくらと暖かで、今日の気温にちょうどいい着心地でした。
帯は色目だけで合わせた塩瀬の九寸名古屋。
松葉仕立てなので前帯を少し幅出しして絞めてみました。
爽やかな水色に桐の刺繍が入っています。
実際には桐の花の季節は夏ですけれど、桐は吉祥文様なので和服のルール(?、これが曲者、このルールのせいで着物が遠ざけられたりしているかも)では桐は通年OKという事になっているらしいです。
とは言うものの、この帯の地色ですと4月5月あたりに絞めるのがいいのでしょうね。
塩瀬で割としっかりした帯なので5月でも中盤以降は少し重く、暑いかもしれません。
帯揚げは「困った時の、白」
着物に合わせて色目だけでこの日を久しぶりに引っ張り出してみて
さて、帯揚げは、と考えて どの色もしっくりこなかったのでこの白にしてみました。
帯締めは薄灰白の冠組
一の鳥居、二の鳥居、と くぐって手水を使い
二の鳥居のそばには今年の干支、兎の形の、おみくじ結び台が設えてありました。
二の鳥居の正面の細殿、 その前に、ご神体の神山(こうやま・遥か北の方角にあるとされている山)をかたどった二つの立砂
向かって左側の立砂の上には三葉の松が、右の立砂の上には二葉の松が挿されています。
本殿にお詣りして今年の願い事を一つだけ、心で念じ
毎年恒例の干支みくじを引きました。
今年の兎さん、可愛い!
お詣りを終えて二の鳥居を出ると、すぐそばの神馬ちゃんの厩舎にお正月から働き者の
神馬ちゃん
今年も元気に人参を食べてもらうことができました。
(えっと…… 内緒の話。 いつも数枚ある人参の切ったもの、今年は一枚になっていました。 ここでも値上げの影響が)
神馬ちゃんに人参を食べてもらって、夫と私も厄除け大根の接待をいただきました。
大きな大根2つにひろうすも入ってて、すっかり体が温まりました。
帰り道、ご近所の方と偶然お会いして新年のご挨拶もでき、
初詣をし、清々しい気持ちでの帰宅が出来ました。