昨年9月、ピンクの紗の色無地を色掛けしてもらうためにいつもの呉服屋さんに預けました。
「来夏までに仕上げて貰ったらいいのでゆっくりしてください」とお伝えしていたので
その後に預けた他の着物が次々仕上がってきても紗の着物は「出来上がりました」という連絡が来なくて、
(年を越すかな?)と思っていたら年末近くになって出来上がったと電話がありました。
年内に取りに行ってお支払いしないと、と気になりながらも
何やかやバタバタしていて年を越してしまい、先日やっと取りに行くことができました。
下に白い紙が入っているので白の長襦袢の上に着たらこんな感じになりますね。
右の画像だと染めてもらった色がはっきりわかります。
hibinokurasikata.hatenablog.com
元の色は↑この日の記事にあるピンクでした。
18歳の時に、夏のお稽古用に誂えてもらった紗の色無地。
流石にもう着る勇気が持てなくて、呉服屋さんに色替えを相談し
薄物だし、色を抜くと傷むのでこのまま上から色掛けしましょう、ということになり
色見本の中から私の希望の色でお願いしていました。
45年も前の着物なので解いてみると反物幅が9寸5分しかなかったそうです。
約36㎝の幅の反物だったようです。
今の反物は9寸8分が標準なので3分も違うんですね。
なので裄は私のいつものサイズ1尺8寸に仕立てることができず
1尺7寸7分で上がってきました。
でも夏の着物なので3分短いくらいならほぼ気にならないと思います。
まだまだ真冬の真っ最中、一番寒い2月にもなっていないというのに
早くこの着物に袖を通したくて夏が待ち遠しくなりました。