そして3日の日曜日は通常のお稽古へ行きました。
何となく気ぜわしい12月、いきなり3日続けて家を留守にしてしまいました。
12月の通常稽古の初日だった12月3日、
お稽古の主菓子は例年通り、顔見世 と銘のついたお菓子。
画像は菓子司からお借りしました。
顔見世 12月の京都は祇園南座で毎年恒例の顔見世興行がうたれます。
南座の表には勘亭流で書かれたマネキが上がり、町が一気に師走ムードになるのですが
今年は団十郎の襲名興行ということでも盛り上がっているようです。
(大きな声では言えませんが個人的にはあの方、あまり好きではありません、ゴメンナサイ)
上の画像の顔見世と銘のついたお菓子、
着物の袖の意匠です。
色は海老茶色で三升の印
成田屋の定紋の三升、地色は団十郎茶ともいわれる海老茶色です。
私のお稽古している社中では12月の初めに必ずこのお菓子をいただきます。
当代団十郎は我が流派の家元後嗣とは深い親交があり、先代の団十郎も私がお稽古する流派のお稽古をされていました。
そんなわけで、「顔見世」は我が流派とは縁の深いお菓子です。
さて、この日お稽古に着て出かけたのは
正絹の引き染め小紋
深い青から紫へグラデーションのように染められています。
この着物のことは昨年も記事にしていました。
hibinokurasikata.hatenablog.com
あらま!わたくし、昨年も3日連続で出かけていたんですね。
昨年の画像を見てみたら知らず知らず今年は帯の組み合わせを変えていました。
光の加減か、昨年の画像よりも引き染の具合がぐんとわかりやすく写っていますね。
帯は白地にあと染でぼんやり薄く薄桃色や水色が刷毛で刷いたように染められた開き名古屋。
帯締めはエメラルドグリーンと白が組まれた平。
着物の中の一色からとった色の帯締めにしてみました。
こちらの画像だと帯の、ぼんやりと染められた色合いがわかるでしょうか。
この日、お稽古の帰りにお仲間の表具師さんが出店している表装の展覧会に立ち寄りました。
こちらも昨年に引き続いての観覧です。
会場にはお稽古仲間の表具師さんがいらして、ご自身の作品の解説や
表具の表現でわからない用語などを説明してくださいました。
熱心に会場を見て回っていると午後5時、閉館のアナウンスが!
慌てて会場を後にし、家で待つ猫たちのもとへと帰りました。
幸い、今年のタイガーはとても落ち着いていて嫌がらせの💩は
今のところされないで済んでいます。
新しい家を気に入ってくれているせいでしょうか?