こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

3日続けて着物でお出かけ

お出かけ、と言っても3日間の初日と最後の日、つまり中日をのぞいてはお茶のお稽古だったんですけど。

 

金曜日に続いて今日もお茶のお稽古でした。

金・土・日と連続で家を空けると長男猫のタイガーがリズムを崩さないかと心配だったのですけれど、

三日目の今日、案の定、💩をトイレ以外のところでされてしまいました。

以前、やはりタイガーの粗相のことで相談したvet(獣医さん)の説明では

「嫌がらせです!」ときっぱり……

そう、タイガーは留守番させられるのが不満でトイレ以外で💩することで意思表示しているんです。

妙に頭のいい猫も困りものです。

 

そんなタイガーを怒らせての今日のお稽古の着物。

 

 

正絹 引き染めの小紋

一見、色無地?(薄暗いお茶室では特に)と見えるこの着物ですが、よく見るとグラデーションの引き染めになっています。

 

帯は正絹の紬地に手描きで17世紀の印度更紗の写しが描かれたもの。

 

帯揚げは辛子色のグラデーションになっている縮緬

帯締めは紫と柿色が表裏になった平組です。

 

 

ところで、今日の着物、ちょっとびっくりすることがありました。

 

この引き染めの小紋、仁仙という京都の作家さんの手によるもので

仁仙さんは一風変わった仁仙更紗(変わったというか奇抜な、と言った方があってるかも)と言う作品を染めていらっしゃる方なのですが、この日の私の着物のような落ち着いた引き染めも制作されています。

いつもの呉服屋さんでこの反物を見せてもらった時に、こういう濃い色目の着物も一枚あってもいいかも、と仕立てて貰ったのです。

 

今日、この着物を着てお稽古場に着いた時に、呉服のメーカー(作家さんの作品反物を扱っているメーカー)にお勤めの男性とご一緒になりました。

 

その方が「この着物、仁仙違います?」といきなり言ったのでびっくりして

「そうですけど、よくわかりますね、びっくり」とお返事したところ、

「うちが扱った反物ですわ、来月、仁仙先生と北海道に出張なんです!」と言われるではないですか。

 

お稽古仲間のその男性、着物作家さんに同行して全国各地の会場(デパートだとか、地元の呉服屋さんだとか、ホテルだとか)に行き、作家さんが白生地を染めていく実演をしながらお客様にご注文をいただく、という営業をしている方なんです。

そんなわけで、着物のことはとてもよくご存じなのですが、まさか今日、私が着ていた着物がその人が扱った反物だったなんて!

思わず

「京都はほんまに狭い、怖いわぁ」と言ってしまいました(;'∀')

 

「着てくださっている姿を写真に撮らせてください、先生に見せたら喜ばはりますわ」

って言われてるのを激しく拒否して逃げました。

 

こんなこともあるんですよね、エピソード付きになったこの着物。

秘かに(〇〇←彼の名前 小紋)と名付けることにします。

 

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