なんでしょうねぇ。
数日前は11月とは思えない夏日が続いていたのに、
一昨日の雨を峠に、急に冷え込むようになりました。
寒暖差がこれだけ激しいと風邪をひきそうになります。
このところ、なんだか所用が立て込んでバタバタしているので気を付けないと。
今日も金曜日に続いてお茶のお稽古日でした。
朝、着物に着替えようと和室に入ったら(新居には着物のために和室を一つ作りました)、ひんやり。
ついこの間まで帯を結ぶときには冷房が欲しかったのに。
で、気温も下がってきているし、そろそろいいかな、と
今日は総絞りの着物にしました。
灰青色の鹿の子絞り
古い着物ですが、絞りの着物は仕立てるときに裏打ち(絞りが伸びてしまわないようにごく薄い布を反物の裏側にとじ付けることです)するのでその裏打ちの布と絞った反物地の間に空気の層ができて普通の袷よりももう一つ温かいのです。
絞りの技術は気の遠くなるような根気のいる作業で、最近では作り手さんも減ってきている、と呉服屋さんが話されていました。
そんな風に手が込んで、高価な総絞りですが、着物の格としては小紋の扱いになります。
総絞りの振袖などはいかにも豪華で「晴れ着」という扱いでしょうけれども
普段着の絞りの着物はあくまで「小紋と同等」
普段着、しゃれ着、街着という位置づけです。
帯は、先日 友人の義妹さんから譲ってもらった中にあった九寸名古屋。
渋いえんじ色の地に唐華のような柄が織り出されたものです。
地には箔の糸を使ったような光沢があります。
この帯も、ゑり善の畳紙に包まれて仕付けがついたままでした。
帯揚げは白で撫子の模様が入ったちりめん
帯締めは少し黄味がかった白の冠組
照明の加減で帯締めが卵色に映っています。
この数日、庭にバラとクレマチス用のパーゴラとアーチの設置をお願いしている造園の職人さんが工事をしてくれています。
アンティークレンガでポーチも作り、庭の中の小道には防草シートを敷きこむ工事も完了しました。
花を植えこむための土づくりの材料があまりに多すぎて重いし、
自分では手に負えそうもないので
土にパーライトやもみがら燻炭、肥料などを混ぜ、ふかふかの土壌を作ってもらうことにしています。
冬から春にかけて咲いてくれる(はず)花のポット苗も到着しているので
後は植え込みできるタイミングを待っている状態です。
引っ越しの前後、あまりできなかったガーデニング作業。
早く進めたくてちょっとうずうずしています。