ヴィトンのまがい物、と言うと(なんですか、それ?)とツッコミがありそうです。
この小紋を着てお稽古に行くとお仲間から必ず「あ、偽ヴィトン」と笑いながら話しかけられます。
モノグラム(monogram)はそもそも、二つ以上の文字や記号を組み合わせた規則的な文様のことなので、小紋、はまさにモノグラムそのもの。
で、この着物の地色のチョコレート色と文様が組み合わさって、ヴィトンのモノグラムそっくりなのも、ムベなるかな、なわけなのですが。
そんなこんなで(どんな?・笑)、見た人の記憶に残りやすいキモノです。
いつだったか、大丸京都店の呉服売り場で誂えた小紋です。
あわせた帯は3色の扇面が太鼓柄になった西陣織。
この小紋と一緒に、やはり大丸で求めたものです。
帯揚げは白地に紅色の梅の飛び絞り。
帯締めは赤みの強い茶に金が組み込んである平にしてみました。
この帯、普通の九寸名古屋帯なのですが、仕立てをお願いする際に、うっかり
胴に巻く部分を少し広めに仕立ててほしい、とお伝えするのを忘れ普通の幅4寸サイズになっているので私の身長からすると胴部分が少し狭い印象になります。
なので二巻き目を絞める時に気持ち幅出しをして絞めています。
さて、昨日の気温が高すぎたと思ったら、案の定、今日は朝から雨。
二日続けてお稽古に出かけることになったのですが
雨になっても、残念なことに私は袷のポリ着物を持っていない(はず、記憶が定かではありません)ので、この着物の裾を、上前・下前を揃えて帯の高さまで織り上げて
帯に着物クリップで留めて、その上から雨コートを着て行きました。
お稽古場の袴付けで雨コートの前だけ外してコートを着たまま帯に留めた着物クリップを外せば上げてあった着物はストン、と下に落ちてくれるので
あられもない姿で他の方のお目汚しになることもありません。
ある事情があって、このところお稽古を詰めて入れさせていただいていて
炉の濃茶の点前ばかりおさらいしています。
自宅にいてもイメージトレーニング。
そんな日々を過ごしているので昨夜はとうとう、夢の中でもお点前をしていて
とんでもない間違いをしでかし、焦って(間違った!)と思ったところで目が覚めました。
そしたら口の中がカラカラ。
ベッドサイドに置いているお水を飲んでまた目を閉じたのですがなかなか寝付けず、
結局、朝方までゴロゴロ、寝返りを打ったりしているうちに目覚ましが鳴りました。
なので今日はかなり寝不足。
今夜はぐっすり眠れるでしょうか。