こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

茶道 炉開き

朝から雨の金曜日。

今日は月に一度の奥のお稽古の研究会の日。

そして、私がお稽古する会のお茶室の炉を披く「炉開き」の日でした。

この日は毎年恒例の炉開きの時にだけ床にかけられるお軸がかかり

やはり恒例のお善哉をいただきました。

 

この数日の気温の高さから、広間のお茶室は炉の炭がいこる熱と

松風(釜の湯が沸くと聞こえてくる釜鳴の音のことを松風といいます)と、

研究会に集まった人の体温でお茶室の中は汗が出るほど。

 

暖かい季節の風炉と違って、気温が下がってくる11月からの炉は炭もたくさん入り

大きな釜でたっぷりと湯を沸かすので、11月とはいえ今年のような「暑すぎる」秋だと袷の着物は暑すぎました。

でも、さすがに単衣というわけにはいきませんものね。

(あっ、街歩きなどには気温に合わせたものをお召しになるのがいいと思いますけれど、お茶の場では割ときっちり『着物の季節ルール』は守られるべき、という暗黙のしきたり)

 

そんな11月には暑すぎた今日の着物

 

 

秋色で季節の植物がぎっしりと染められた小紋

反物の端切れに「百花繚乱」と銘が入っていた小紋です。

帯は金糸で織られた地に、尾花と蝶が織りだされた九寸名古屋。

 

この着物、実はあまり好きではないんです。

全体のごちゃごちゃ感や色味の印象が私の好みではありません。

印象が秋の色目かなと思うので年に一度くらいは今頃の時期に着ることがあるのですが

本当は好みには合わない小紋です。

ではなぜ今日着て出かけたのか?

朝から雨だったので雨にあたって傷んでも惜しくなかったから、という下品な理由からでした(*_*;

帯も、蝶の模様は死者や霊界をイメージさせるのでお茶席にはふさわしくない、という方もいらっしゃるので(なので婚礼などのおめでたい式典などには蝶の柄の着物はNGという風に言われることもあるようです)

今日の取り合わせは着て出かけていてもあまり楽しくない気分の着物と帯だったんです。

でもこの着物に合わせるのに色目が合う帯がこれしか出てこなかったのでしぶしぶこの帯を結んでいったようなわけです。

本当なら、雨の日にこそ気分が上がる、楽しくなるような着物を着ていくべきなのにね。

 

帯周り

帯揚げはミルク色に鹿の子絞りのちりめん

帯締めは赤茶色に金が入った平にしました。

 

 

ブログのお友達が素敵な黄色のバラをUPされていたのですが、

我が家のキッチンカウンターにこの数日飾っているバラも黄色(ゴールデンセレブレーション)なので画像を載せてみます。

 

 

葉っぱがまるで造花のように厚みがあってつやつやしています。

かたい蕾で買ってきたバラも11月とは思えない室内の温度で5分咲きくらいです。

もう少し咲き進んだら家の中でも気温が低い玄関に場所を移動させてやりたいと思っています。

 

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