毎年 秋にお仲間が順番で亭主を務める社中茶会
今年も先日、無事に行われました。
昨年は不詳、私共が担当させていただき記事にも書かせていただいたのですが
hibinokurasikata.hatenablog.com
今年は社中のお稽古仲間の男性3名がチームを組んで亭主を務められました。
お三人とも、それぞれある分野のプロ。
陶芸家さんと表具師さんと、お料理。
いつものお稽古場の玄関を開けると破れ袋かと思うような荒々しい中にどこか愛嬌のある壺が出迎えてくれました。
お茶室に入りお床の拝見
そこには朧な景色の中に尾花が描かれたお軸。
今回のお茶会のために表具師さんが製作されたもので、軸先は陶芸家さんが作ったお二人コラボのお軸です。
点前座の拝見
お釜の環付が松ぼっくり、後から出てきた蓋置も陶器の松ぼっくりでした。
風炉先屏風、水指、お茶碗、建水、その他、
設いのほぼすべてが今回のお茶会のために作られたもので、
お道具組を興味津々で拝見し、席中 連座しているお仲間とあれこれ感想を話し合っているとお料理を担当された亭主3人のうちのお一人があいさつとともに
略式懐石を持って入ってこられました。
まるでお茶事のように、お料理とお酒で迎えてくださり、
男性3人でお酒を注いで回ってくださいます。
ひとしきりお料理を頂いたところで、ガラスの脚付きの器に入った杏仁豆腐が。
これも手作りで濃茶に添えられた主菓子でした。
上等の濃茶をしっかりと練ってくださって、甘くておいしいお濃茶を頂いた後は
やはり手作りの松ぼっくりの形のお干菓子と一口大のナッツチョコレート
続いて薄茶が点て出しで運ばれてきました。
お席入りから退出まで、それは楽しく、驚きと感動の詰まったお茶会で
「ハードル上がっちゃったよねぇ、来年の担当者は大変やわ・笑」と
口々に言いながらご亭主にお礼のご挨拶をしてお暇したのですが
帰る道すがらまでも、皆で感想を言い合える楽しい時間を頂けたお席でした。
そんな社中茶会の日の着物
先日の二条城茶会の時の着物と同じ?と見えそうですが
とび柄で花丸文の刺繍が入った付け下げです。
地色はごく淡い灰色
帯は先日の二条城茶会の時の総絞りの帯同様、
やはり元は黒の絵羽織だったものを九寸名古屋に仕立て直したもの。
青海波を組み合わせたような柄はすべて手刺繍です。
帯揚げは白地ちりめんに抹茶色の梅のとび絞りが入ったもの。
どんな着物や帯にも合わせやすくて使いやすいお気に入りの一枚です。
帯締めは白・銀・金・灰の糸で組まれた平。
楽しい時間を過ごして帰宅し、着物を脱いで衣文掛けにかけていたら。
あらっ! かけ襟に小さな点シミが……
どうやら懐石をいただいた際に汚してしまったようでした。
そんなわけで、今日、いつもの呉服屋さんに持ち込んでお手入れをお願いしてきました。
昨日からの異様な暑さったら!
着物を持って呉服屋さんに着き、立ち止まったとたんに汗がじわじわ出てきました。
ワンピースの上にGジャンは今日の気温では暑すぎました💦
ところで!
先日、突然画面が真っ暗になって逝ってしまったデスクトップPC.
Wi-Fiには繋がっているのに、ネットにアクセスすることができません。
いろいろやってみたのですがどうにも復旧しそうになく
レジストリがやられてしまったようです。
しばらくはノートでここにアクセスしますが、スマホからは皆さまのところに訪問はできてもコメントできなくて、ちょっと不自由な思いをしています。