お昼前からぐんぐん気温が上がった京都。
観光の欧米の方たちは半袖のTシャツ姿。
いつも思うことですけど、欧米人って冬でも軽装というか、
真冬の寒い時期でも半袖の方が結構いますね。
黄色人種に比べると体温が高いんでしょうか?
筋肉量も日本人に比べるとかなり多そうですものね。
今日なんて、ランニングシャツに半パンツの白人のお父さんを見ました(;'∀')
そんな夏日の今日、
袷の小紋でお稽古に出かけてしまった私。
単衣か胴抜きで出かけたかった。
茄子紺色の正絹の小紋
桜の花と、手毬と花びらが描かれているので桜の散り際、という事で着て出かけました。
もう桜は野暮かな、と思ったのですが4月1日、何となく桜の着物が着たかったんです。
帯は、例の「一箱○○円」で買った帯の中に入っていた正絹の九寸名古屋で、
ただ同然で手に入れたので思い切って自分でつくり帯にしたものでうす。
この帯の、マゼンダカラーが気に入って、気軽に着られたら、との思いから
胴に巻く部分と、お太鼓になる部分の2つに切り離して
ミシンでちゃちゃっと縫ってみました。
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今日、お稽古でご一緒した大先輩から
「あら、可愛い帯やないの❣」と言っていただけました。
「こと子さんの好きな色やん」と言ってくれたお仲間も。
帯揚げは白の地に抹茶色の輪出し、飛び絞り。
帯締めは辛子色の平で縁取りに茶色の糸が組まれたもの。
そういえば、「四月一日」という名字って何て読むかご存じですか?
割と有名な名字なのでご存じの方も多いかもしれません。
「四月一日」と書いて「わたぬき」さんと言います。
3月まで綿入れで着ていた着物を、4月1日から綿を抜いて着るようになるから、なんですね。
昔は、庶民はみな、着物も贅沢はできず(せず?)
一枚の着物を、綿を入れて寒い季節に、綿を抜いて春や秋に、
単衣に仕立て替えて初夏や初秋に着ていたんですよね。
手間暇の掛かった丁寧な生活。
お裁縫が苦手で根気のない私にはとてもそんな細かい作業は無理です。
今日、4月1日はエイプリルフールであり、綿貫の日でした。