昨日から、急に空気がひんやり、夜には冷え込みましたね。
我が家のニャンズのうち、唯一、長毛さんで、一番暑苦しい印象のヤマちゃんですけれど、
一昨日から、夜寝る時は私のお布団の中に潜り込んでくるようになりました。
猫は正直、寒くなった!と敏感に感じたんでしょうね。
昼間は、ロンリーキャットを気取って、一人、押入れの中で昼寝をするヤマちゃんですけれど、夜寝る時は夏でも冬でも私と一緒。
ダブルベッドにも関わらず、夜の就寝時は猫三匹がそれぞれ決まった位置取りをしてくるので私は寝返りを打つのもそーーっと、そーーっと、です。
猫に気を使っての生活…… (;´Д`)
さて、急に冷え込んだ今朝でしたので、お茶のお稽古には迷わず袷を着て行きました。
昨夜半から本格的な雨で、朝になっても止む気配が無く、袷の着物の上にポリの既製品の雨コート(裏地は無し)を着て行ったのですが暑くはなかったです。
着物は正絹 袷 小紋 光沢のある(でも綸子じゃないんです)グレーベージュの地に
色と金で雪輪が描かれています。
とても控えめな柄のつけ方の小紋なので、一見すると色無地のような印象。
帯は繻子の地に秋の花を刺繍してあるもの。
着物を揃えようという意識はなかったのですが、今日の組み合わせは
光沢×光沢 に、なってしまいました。
いつだったかにも書いたのですが、この帯はお稽古仲間に人気の帯で
「飽きたら譲ってね」と予約が入っています。
昭和の帯で、菊・萩・桔梗 手描き?と思われるような萩の枝や葉っぱまで、すべてとても細かく丁寧な刺繍がしてあるので
この帯を締めている時は乗り物に乗っても絶対に背もたれにはもたれないように心がけています。
帯揚げは縮緬、乳白色にほんのぽっちり、小花刺繍が入っています。
帯締めは緑と朱色が半分ずつになった丸組。
前帯の刺繍の色目の中に埋没してしまいました。
あまりに色が合いすぎるのも?、今後の課題になりました。
着物の下は洗える正絹の長襦袢
たかはしきもの工房の、くノ一 涼子(くのいち すずこ)
ユニクロのロングサイズのパンツ型ペチコート
茶道をやっておられる方ならご存じなことなのですが
お茶の世界で10月は、秋になって火が恋しくなってきたので
夏の間、お客様からは一番遠い場所に据えていた風炉釜を、少しお客様の方へ寄せる「中置」という配置になります。
そして、秋の侘びた、何となくもの悲しい風情を意識して道具組をします。
例えば、欠けてしまったお茶碗を金継と言う方法で修理したものを使う、と言う具合です。
今日のお稽古場では釜が尾垂(おだれ)と言って
胴の下部が不規則な波形に欠けて垂れた形の釜がかけられていました。
中置は1年の中でも10月にしかお稽古できないでのお点前をしながら、
手が思い出すのに頭がついて行く、と言う感じのお点前になりました。
実は、来月、ちょっと緊張する場面になりそうな出来事が待ち受けているので
私には珍しく、いつにも増して集中してお稽古しています。