京都ではおなじみの風景ですが
冬の駅伝とマラソン。
12月の高校駅伝から始まって、京都市の小学生たちの大文字駅伝、
そして今日は全国女子駅伝でした。
正式名称は
『皇后盃 第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会』
な、ながい……
私がお茶のお稽古に行くために通う道はまさにこの駅伝やマラソンのコースの一部とまるでかぶっていて、駅伝やマラソンのある日には交通規制時間を調べて出かける、帰宅する、と計画を立てて動かないと家にたどり着けなくなってしまいます。
今日、午前のお稽古を終わって宗匠のお宅を辞し広い道に出ると
ゼッケン 42と46の選手
帰宅して調べてみたら長崎と鹿児島のようでした。
沿道にいる人たちが拍手をしたり「がんばれー」と声を掛けたりと応援していました。
この選手たちが全員通り過ぎてしばらくしないと交通規制が解除されず車が動きません。
なので近くのカフェでしばらく時間をつぶしてから帰ってきました。
昨年に続き今年も地元京都が優勝したようです。
今日は全国女子駅伝と、大学入学共通テストがあり、あちこちの道路に端には
路上駐車している車がやたらありました。
駅伝関係者と、それからたぶん、あちこちの大学付近の路上駐車は受験生の送り迎えの父兄なんでしょうね、同じ日に重なっているので交通規制が解かれた後の道路の渋滞がひどかったです。
そんな動きの取りにくい中での今日のお稽古
帰りの車で背もたれにもたれたせいでお太鼓がつぶれています、かっこ悪い。
着物は白練色の色無地 毛万筋のような地紋が入っています。
どなたか忘れたのですが「1月は白い着物を着る時期」と伺った(か、本で読んだのかも)ので少し意識して1月のお稽古には白か、新春の光を感じさせるような明るい色を着るようにしています。
帯は振袖の袖を1尺3寸に詰めた時に切り取った袖の下部分をつくり帯に仕立てて貰ったもの。
hibinokurasikata.hatenablog.com
普段、帯は名古屋でも袋でも一から結ぶのですがつくり帯って便利、と改めて思いました。
収納スペースの問題さえクリアできるなら結びにくい帯を全部作り帯にしてしまいたいくらいです。
帯揚げは、(私がこんな帯揚げしていいんだろうか)とかなり迷いながら合わせてみたピンクの絞り 20代の頃によく使っていたものです。
よくある全面鹿の子になっている絞りではなくて絞りの中に梅の柄が二重に絞り出してあるとても手の込んだ帯揚げで、
当時、かなり高価だったので、「こんな高い帯揚げはあんたにはもったいないんやけど……」と母が買ってくれたのを覚えています。
40年以上経ても一点のシミも汚れもなく今でもとてもきれいで
時々箪笥から出して眺めていたのですが今日は思い切って使ってみました。
帯の中の花の色に同じようなピンクがあるので(まぁいいか)で締めてみました。
幸い、お会いした人だれからもクレームつかず(笑)
帯締めは黒に近いグレーの冠組
全体を引き締めるポイントになってほしくてこの色にしました。
今日は濃茶を6人分、大きめの片口で練って、それぞれ銘々茶碗に注ぎ分けたのですが
白い着物を着ていると気の引き締まり方が違うのか、汚すこともなくお点前ができました。
お菓子は緑の葉が美しい椿餅でした。
画像はお店のHPより