先日、初めて挑戦した開き名古屋帯を二部式に作り替えた帯。
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今日、出かける用があったので初めて結んで出かけてみました。
合わせたのは結城紬
この結城は経糸・緯糸 共に真綿を手紡ぎしたもので証紙が付いていた本結城です。
私が持っている着物の中ではもしかしたら一番貴重なものかもしれません。
帯はご存じ(笑)、段ボールいっぱい〇千円で買ったうちの1本。
マゼンダカラーの地色の塩瀬に紅型染で秋の植物と山の様子が染められています。
二部式の名古屋帯、以前にご紹介したYouTubeでやっておられた方法の、
胴に巻く部分に紐をつけない簡易な作り方にしたのですが
帯留めクリップを使って胴帯の後ろの下(お太鼓で見えなくなる部分)を二か所留め
胴帯の上はまどか帯留めを付けたせいで少しも緩まず
帰ってきて着物を脱ぐ時までしっかりしたままでした。
昨夜から降り続いた雨で今日は気温が低くて
午後には雨は上がったのですが念のため、道中は塵除けを兼ねて雨コートを着て行きました。
ミルク色に見えますけれど淡いベージュというか生成色に
蛍ぼかしのような柄が飛んでいます。
なんだか変なポーズで画像を撮ってしまってお腹突き出してるみたいに見えます(;_;)
さて、今日 出かけたのには二つ、用があって
一つは実家の母から「冬用のパジャマを買ってきて」という指令が来たのと(^-^;
いま一つはちょっとした打ち合わせのために人と会う必要があったのです。
先に打ち合わせのために待ち合わせをしていたデパート内の喫茶ルームに行きました。
席について当然コートを脱いだわけですけれど
お会いした方もつくり帯とは気づいていらっしゃらなかったと思います。
(それ、二部式の帯ですよね? なんて言われるシチュエーションなんてあるわけないですけどね)
柄出しが難しい帯、寸法が足りない帯、
これまでためらいがあったのが嘘のように、今日の体験で帯にはさみを入れることに
抵抗が無くなった自分に驚きです(^-^;