京都・大阪・兵庫に緊急事態宣言が発出されてもこの度はお稽古、中止にならず
お茶室と寄り付き、水屋には光触媒・除菌脱臭機という新兵器が追加されました。
全国のお稽古場での初釜・稽古始は次々と中止になるなか、
何とかお稽古を続けられるように、と環境を整えていただきありがたいことです。
ただご家族に受験生や高齢者にいらっしゃるご家庭の方はやはり大事を取って欠席されているのでお茶室はますます広々と空間を取って密を避けられる環境になっています。
そういえば、昨日・今日と、コロナと新しい試験制度のスタートという
大変な条件下での大学共通テストでした。
マスクの正しい着用の注意を試験監督から再三されたにもかかわらず従わなかった人が失格になった、というニュースを耳にしました。
もしかしたら何かメンタル的な障害で「正しいマスクの着用方法」ができない事情があったのかもしれない、などと勝手な想像をしながらニュースを聞いていたのですが
それもこれも、コロナ問題さえなければ試験を受けられただろうに、と思うとなんだか切ない気持ちになりました。
さて。
今日のお稽古で、例の「振袖の切った袖の帯」を初おろししました。
着物はごく薄い灰白の地に飛び柄で金糸と白糸で丸紋のような植物柄の刺繍が入っている小紋。
帯は
hibinokurasikata.hatenablog.com
この作り帯です。
胴に巻く部分を二重に巻いて背中にお太鼓部分を背負うだけなので
着付けの時間が短縮できてとても楽でした。
帯揚げは綸子地、ピンクで花柄の刺繍が入ったもの。
帯締めは渡敬の丸組で白とクリーム色が左右に出て来るようになっています。
この帯、お稽古のお仲間から
「新年らしい帯ねぇ」「いい柄やねぇ」
と声を掛けていただき嬉しかったです。
着つけてみるとやはりこの柄は帯にしてよかった、と思いました。
アドバイスを下さったブロ友さんに感謝!