朝夕は空気がひんやりして
日の暮れる時間も随分早くなって
それでも日中は30℃近くまで上がることもある10月の始まりです。
4日、金曜日は月に一度の、普段のお稽古ではできないような
点前のご指導をいただける日でした。
お茶の世界では、所謂着物のルールは厳格に守らないといけない、
そんな風に言われたりもしますけれど
お稽古、という場面に甘えさせていただいて
単衣の江戸小紋で出かけてきました。
画像では細かい柄がつぶれてしまってわかりにくいですが
鶯色の角通し(かくとおし)の江戸小紋です。
江戸小紋について、詳しくは↓こちらでご確認ください。
帯は白地全体にふくれ織で菊の柄が織り出され
ところどころ、銀と、ほんのり薄い桃色や灰色で菊の模様が入れられた名古屋帯です。
着物は単衣にしましたけれど
せめて帯や小物類は、と
帯揚げは縮緬、帯締めも着物と同じような鶯色の平組にしました。
実は先日、タイガーが膀胱炎になりしばらく点滴と注射に通って
やっと落ち着いてお医者様から「もういいですよ」といってもらってホッとしていたのですが
このお稽古の朝、またトイレに出たり入ったり、落ち着かずそわそわとしていたの
慌てて獣医さんに連れて行きました。
猫がかかりやすい病気の上位に膀胱炎が入ってます。
特に雄の猫がかかりやすいそうで、一度なると何度もぶり返すことが多いので
様子をよく観察して早期に発見し治療を受けさせることが大切です。
我が家の場合、たまたま私がほとんど家に居て猫と一緒に過ごす時間が長いことと
タイガーのトイレ(葉っぱとヤマちゃんのトイレは別の場所にそれぞれあります)は
比較的目につきやすいところのあるのでタイガーのトイレでの様子がおかしいのにすぐに気が付くことが出来ました。
初回、膀胱炎で治療を受けていた時は先生の触診と
持参したタイガーのおしっこでの診断だったのですが
今回は二回目と言う事もあってエコーで膀胱の画像を撮ってもらいました。
結果、膀胱内に異物は何も見つからなかったのでホッとしました。
たまたま前日、膀胱内に結石が出来、外科手術で摘出した猫ちゃんの結石を
先生が見せてくれたのですがお米の粒の半分より小さいくらいで
でも、尿道が短く細い猫にとってはあの小さな結石でも運が悪いと手遅れになることもあるようで
日頃から様子をよく見ていてやることが一番の予防になる、と改めて思いました。
点滴と、注射3本を打たれ、診察が終わると
タイガーは自分からキャリーバッグにササっと入ります。
出かける時は少し嫌がるけれど
治療の後はキャリーに入ると家に帰れる、とちゃんとわかっているようで
たまたま在宅していたので一緒に病院についてきていた夫が
「自分からキャリーにはいるんやなぁ、賢いなぁ」と
いまさらな驚き方をしていました。
実家の母の病院付き添いと、義両親の新生活に向けての様々な準備に加えて
猫の病院通いまで。
なんだか落ち着かない生活の中で
お茶のお稽古の場に身を置くひと時は本当に私にとっては大切な時間です。