今朝、家の中はガラス窓越しに気持ちのいい日差しが入ってぽかぽかしていたのですが
お稽古に出かけようと支度をして外に出たら風が冷たくて思わず家の中に戻ってショールを取って肩にかけて出かけました。
3月に入って2度目のお稽古日。
今日は奥の点前に特化した、月に一度の研究会でした。
本日は七事式のうちの『且坐(さざ)』のお稽古をしました。
且坐って何? 茶道をされていない方からしたら???ですよね。
漢字を見ても何のことだかわかりません、たぶん。
本来は禅語からきている言葉で『且座喫茶 (しゃざきっさ)』
「且(しばら)く坐して茶を喫せよ。」
まぁちょっと坐ってお茶でも飲みなさい、という意味だそうで 臨済禅師の語録である臨済録にある禅語です。
ごく簡単に言えば五人一組になって、うち、二人は亭主側、三人はお客側になり
花を挿したり、炭を整えたり、香を焚いたり、その後、濃茶、続いて薄茶を飲んで楽しむ、言わばお遊びの一つです。
お遊びとはいっても決まりごとが色々とあって、
ある程度茶道を経験して阿吽の呼吸で動ける5人でないと成立しないお遊びなんですが
今日は研究会の中での且坐ということで、宗匠から様々ご指導いただきながら行いました。
そんな今日の着物の取り合わせ。
なんだか薄桃のように見えますね、画像の加減です。
実物はグレージュ色 和名でいうと、胡桃染と茶鼠の間くらいの色でしょうか、
そんな色の地に雪輪重ねの模様が飛び柄で入っている小紋です。
重ねてある雪輪の片方は金で染められています。
実物は上の画像の色に近いです。
帯は西陣 更紗柄の九寸名古屋です。
この帯、一目ぼれして買ったはものの、私の手持ちの着物にどうもうまく合わせられなくて、仕立ててもらってからずいぶん長いこと箪笥にしまい込んでいました。
時々出してみては(この着物にどうかな?)と乗せてみて
(うーーん、なんか違う)とまた引き出しへ。
で、いつだったか(多分2.3.4年前?くらい?)万筋風の色無地に合わせてみたのが最初だったような記憶があります。
で、不確かな記憶だと今日が2回目だったかなぁ?
ぼんやりで記憶が曖昧です、ゴメンナサイ(^^;)
帯まわり
帯揚げはミルク色のしぼの大きな縮緬地に、一重蔓唐草とピンクの桃の花が刺繍してある、扱いやすくてお気に入りの品です。
帯締めは柿朱と緑が裏表に組まれた平。
両面どちらでも使うことができて便利な1本です。
ところで、今朝、出かける支度をしていたらチャイムが鳴って
宅配業者の方が荷物を運んでこられました。
何も送られてくる予定はないのだけれど……
配送伝票を見ると夫のお弟子さんの女性からで、しかもあて名は私。
なんだろうと開けてみたら
こんな子が出てきました。
えっと…… この子がやってきた理由、すぐにピンときました。
そのお話はまた次に *1
*1:+_+