昨日の日曜日は8月に入って最初のお稽古日でした。
コロナ以前、毎年8月はお茶のお稽古はお休み(暑くて集中できないから)で
その代わり、日帰り研修旅行や、茶道の周辺の職方さんに体験に伺ったり、と
何かしらイベントをやってくださっていました。
コロナ禍になって、皆で集まることが無理になった時に、
宗匠は「稽古したい方だけ、8月も茶室を開けます」と言ってくださいました。
また、それと同時に、京都の稽古場以外の地方のお弟子さんのところへ出向けないから、と茶道に関する様々な事を教授する動画を作ってくださって
それをクローズドサークルのYouTubeで配信する、という事を始めてくださいました。
コロナが5類移行して制約は世間的には無くなったわけですが
8月のお稽古が、弟子の間で何となく定着してしまって
今年の8月もお稽古をしてくださっています。
ただし、研究会や特別稽古などはなし、1ヶ月につき一人3枠の枠の稽古だけです。
1枠は薄茶点前相当、2枠で濃茶点前、3枠を一度に使って続き薄や茶通など、
枠の使い方はそれぞれですが、いつも予約の枠はすぐに満杯になってしまうので
枠が取れない時は見学で稽古に伺ったりします。
で、6日は8月最初の稽古日でした。
着物は絽、雲重ね模様の正絹小紋です。
地色は茄子紺 線で描かれた雲は白とごく薄い黄色
合わせた帯は紗で紅型染
帯締めはレースの白
いつもは本麻の長襦袢を着物の下に着るのですが
この小紋は裄の寸法がほんの少し短い67㎝(私の通常の寸法は1尺8寸 68㎝です)で
下に麻の長襦袢を着ると滑りの関係で長襦袢が袖口から見えてしまうので
正絹の絽の長襦袢を着ています。
麻は摩擦が大きいので裄の短い着物に合わせると
どうしても着物の袖があがってしまって
長襦袢がニョキっと出てしまってあまり格好の良い着姿とは言えません。
着ている間中、気になって、長襦袢の出ているのを隠そうと、つい 袖口に手が行ってしまうことになります。
今月はあとはお盆をすぎてからお稽古が一回。
それと月末に楽しみなお呼ばれが。
何を着て出かけようか、今から迷っています。(と言っても選択肢はほぼ無いようなものですが)