「新春こそ、明るい色の着物を着るものですよ、白なんていいわよ」
と、ずいぶん以前にお稽古の大先輩に教わって
何となく1月のお稽古日には白っぽい着物を着るようになりました。
1月14日のお稽古の着物
白練り色 ごく細い縦の線が入った織り方の反物なのでよく見ると白の万筋のようにも見える色無地です。
帯は何度かブログでご紹介している、元は振袖の袖を1尺3寸に切り取って
訪問着に仕立てかえた時の残布でつけ帯を作ってもらったもの。
松・梅・桜など、おめでたい柄が入っているのでやはり1月に着用しています。
作り帯って慣れると本当に便利ですね。
時間がない時でもちゃちゃっと帯結びしたように仕上がります。
肌襦袢を身に着けるところから上↑の着付けが出来上がるまで、つけ帯だと10分ほどです。
帯揚げは明るいピンクの総絞りで所々に梅の花が飛び柄で絞ってあるもの。
私が成人式を迎えた頃に実家で支度してもらった帯揚げです。
45年前の購入品なのにシミ一つなく、とてもきれいな状態です。
二十歳の時の帯揚げを65歳の今?
まぁまだ松の内だし(関西では1月15日までが松の内で、どんど焼きは15日の朝に行われます)、ちらっと見えるだけの帯揚げだから許していただきましょう、とこの帯揚げを結んでいきました。
着物が白なので小さな面積の帯揚げがポイントになっていい雰囲気になっていたと思います(自画自賛・汗)
この日、富山のお菓子をいただきました。
高岡にある不破福寿堂さんの「鹿の子餅」
少し力を入れるだけでも形がつぶれてしまうふわふわの和菓子です。
帰宅後、さっそくお茶と一緒にいただきました。
お供は鶴と亀、それに梅のお干菓子。
加賀羽二重をイメージした羽二重餅。
中には蜜につけた金時豆が入っていていいアクセントになっています。
私の大好きな和菓子の一つです。
お稽古の帰り、花屋さんに立ち寄ると啓翁桜の大ぶりの枝が目についたので
一枝買って帰りました。
さっそくチェックのタイガーさん。
次のチェックに来たのは葉っぱのはーちゃん。
そして、わかりますか? ヤマちゃんもいます。
ほら、ここ!
家電と並んで目くらまし?
お花屋さんの店先には春の球根植物の花が色とりどりに並んでいて
どれも美しくて目移りしてしまいます。
鮮やかなピンクがきれいなアネモネも3輪、一緒に買い求めました。
家の中に花があるとそれだけで幸せな気持ちになれます。