昨日のお茶会の幸せな気持ちをまだ心のうちに抱えたまま、
今日はお茶のお稽古日でした。
家中の窓を開け、換気扇を回していても、朝、10時を過ぎるともうエアコンなしでは過ごせない日が続いています。
さて、今日のお稽古、何を着て行こうかしら、としばし考えて
本当なら紬はお点前の邪魔になるけれど、この着物を着たい!の思い付きだけで
黒地に流水模様の夏大島を着て出かけることにしました。
本当は(今日は長板二つ置やし、さらっとおさらいを見ていただくだけやから大島でもいいってことにしときましょ)と自分勝手な理屈を心の中で呟いて。
どんなに初歩の点前でもそういう気持ちでいてはいけませんわよね💦
黒地に流水の夏大島
帯は50年ほど前に実家で誂えてもらったもの。
友人の義妹さんの「着物貰って❣」をきっかけに和箪笥の点検を兼ねて
少し着物や帯を整理していたら、積んである帯の一番下の方から出てきました。
これ、なんていう織でしょう?
夏椿の模様です。
哀しいかな、50年前の帯なので最近の帯に比べると幅狭に織られていて
胴に巻く部分が少し高さが足りなくてなんだか物足らない気持ちでした。
帯揚げは水色の絽
帯締めは薄灰色のレースです。
お稽古場で
「この帯、50年ほど前のもので持ってることすら忘れててん、
もう処分しようと思って最後に結んできた」とお話しすると
「なんで! 捨てるなら私が貰うわ‼」と言っていただけました。(^^;)
ところで、今日のタイトル。
着物に着替えて階下に降りると
「なんや、そんな暑苦しい色の着物、着て行くんか。見てる方が暑苦しいわ」
と、いきなり言われました(-_-;)
そんなに見た目暑苦しく見えますでしょうか?
確かに、盛夏の着物って、本人はどんなに暑くても
涼し気に装って、見てる方にさわやかに映らないとだめなんですよね、
でも、今日は黒が着たい気分だったんです。
出かける間際に夫と言い合いするのも気が悪いので言い返しませんでしたけど、
着物よりも私自身が暑苦しく見ええたのかしら……