こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

大島紬でお稽古に 暑くて袷は無理でした。

久しぶりの着物。

いつ振りだったっけ?と振り返ってブログ記事で確認してみたら

4月30日以来でした。

えっ⁈ 3週間ぶり こんな事めったにないんですけど

実は5月に入ってお茶のお稽古の予約を入れていた日、

夜半からの酷い頭痛で1回お稽古を急遽お休みさせていただいた日があったんです。

そしてGW期間中にあった社中の研究会は風炉の灰つくりのお稽古登板だったので洋服で出かけ(灰のお稽古の時は汚れるのと前かがみの姿勢が4時間近く続くので洋服です)

先週の「豪邸での勉強会」はお茶をいただくお席はあったものの、やはりこの日も洋服で出かけたのでした。

どうしても着て出かけたかったワンピースがあったという単純な理由でした・(^^;) 

 

で、私にとっては5月最初の着物でお稽古になった今日。

もうすでに21日。5月も半分以上終わってしまっているというのに初着物

びっくりだわ。

 

 

本場大島紬 泥染めです。

昭和のある時期、凄く流行った龍郷柄。

龍郷柄と言うのはハブとソテツの葉をデザインしたものだそうです。

 

「龍郷(たつごう)柄」とは
この柄は、江戸末期に薩摩藩から「奄美大島を一番良く表現した大島紬を献上せよ」との命が下り、図案師が月夜に庭を眺めていた時にたまたま一匹の金ハブが月の光で背模様をキラキラと輝かせながら青々とした蘇鉄の葉に乗り移ろうとしたその一瞬の神秘的な美しさを図案化したことから始まっています。 その後これが評判となり、村人たちが競ってハブの背模様と蘇鉄の葉を図案化し、さらにそこに奄美大島の美しい自然の風土を抽象的に加えて泥染め大島紬を作り続けました。1907年頃に、この泥染め大島紬は作られていた村の名前から「龍郷柄」と名付けられました。今でも熟練した織手しか作る事の出来ない貴重なものとなっています。

 

母か祖母の着物だったものだと思います。

実家のタンスから数年前に持ってきた物。

いつも色々とお願いしている呉服屋さんで洗い張りして仕立て直ししてもらったので

とても柔らかくて着付けも楽な一枚です。

八掛は元からついていた「ザ・昭和の八掛」色の赤

今思うとせっかく洗い張り仕立て直ししたのだから

八掛は紺色か墨色に染め変えればよかったです。

 

今日は大島にしよう、と朝起きた時から決めていたのは雨が降っていたから。

大島は雨に強いキモノです。

大島は雨に当たっても縮んだりよれたりせず(糸を撚っていないから?)

少々の雨ならまるで撥水加工しているかのように弾いてくれるし、

濡れてもすぐ乾いて、しかも跡も残りにくい、なので雨の日にはぴったりの着物なのですが、

思わぬ誤算、

今日は湿度が高くて蒸し暑すぎました(;_:)

 

天気予報では気温はあまり上がらない、と言うことだったのですが

いざ着てみたら、もう着付けの途中から(暑い……)と思い、

でももう他の着物を出して着替える時間はない、と言うことでこのまま出かけたのですが

炭がいこってお湯が沸いてるお茶室では。。。。。。 やはり暑かったです。

そして、お稽古仲間の皆様は全員、単衣 *1

あぁ、自分を呪いました。

 

帯は紬の地に手描きで更紗の柄の作家物。

17世紀の印度更紗の写し お太鼓柄の少し下、隠れる部分に作家さんの銘と

この柄の由緒が書き込まれています。

薄い芯地で仕立てて貰ったのでとても締めやすい帯です。

 

どうしてなのか、どうも私は名古屋帯は太鼓柄が好きなようで

手持ちの名古屋はほとんどがこの帯のようなポイントにだけ柄が入った太鼓柄が多いです。

 

帯揚げは辛子色の変わり染め柄

帯締めはごく細い冠組で水色に白や朱色などが組んであるあっさりした印象の帯締めです。

 

今日は濃茶に特化したお稽古日で私は見学のつもりだったので紬を着て出かけたのですが、指導してくださる社中の大先輩の先生のご厚意でお点前を「しなさい」と言っていただき、唐物点前を見ていただきました。

 

畳の上で膝をにじる動作の時、やはりカタモノの着物だと膝が割れやすい、と言うことを実感。

 

明日もお稽古の予定なのですが、明日は絶対!単衣にします‼

 

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*1:+_+