台風11号、週末から来週にかけて日本列島が影響を受けそうですね。
ニュースで風速50mと聞いて2018年に関西を直撃し関西空港の連絡橋にタンカーが激突した台風21号を思い出しました。
どこにも大きな被害が出ずに済みますように。
昨日は夕方からかなりの雨だったのですが今日は蒸し暑く晴れていました。
9月、お茶の世界では着物の季節ルールも割ときっちりしているのですけれど
ここ最近の温暖化で9月に「単衣」はちょっときつい、と思うのが正直なところです。
9月2日、まだ序の口(何の?9月の、です)で薄物でもお許しいただこうと先日も着た夏大島を着て出かけました。
黒地に流線模様の夏大島
見た目よりずっと涼しい着心地です。
今日、お稽古でご一緒だった方はクリーム色の夏大島をお召しだったのですが
私の黒地よりもずっと透け感が無くて一見すると単衣の着物のようで
その方も「この着物、薄物に見えないでしょう?なので9月に重宝するんですよ」と仰っていました。
ちなみに、その方も私も、今日のお稽古は見学組だったので紬でも「いいですよねぇ」と勝手なルール(^^;)
あわせた帯は亜麻色の地に紅葉や松葉など、吹き寄せ柄。
帯で秋らしさを出したくて久しぶりにこの帯を出してみました。
手先も半幅に綴じられていない8寸の開き名古屋です。
帯揚げは白地に柿色のぼかし染め、やはり吹き寄せ柄が染められています。
でも、上手に柄が出せなかった……
帯締めは白とオレンジのレース組
この帯締め、なんていう組み方なんでしょう?
三つ編みのような組み方がしてあります。
今日のお稽古で大先輩に
「9月、いつごろまでなら薄物着てもいいでしょうか?」とお尋ねしました。
「まぁその日の気温にもよるけど9月10日くらいまでは大丈夫じゃない?」とのお返事でした。
お稽古帰り、いつもの呉服屋さんに寄って夏前にお願いしていた白大島の仕立て替えが出来上がったのを受け取ってきました。
何も考えず白大島を袷に仕立てていたのですが、ふと考えてみると
(白大島なんだし、単衣のほうが出番が増えるんじゃない?)
と、なぜ今までこんなことに気が付かなかったんでしょう、どうかしてます、私。
単衣の大島、9月10月や春から夏にかけて活躍してくれそうです。
袖を通すのが楽しみな着物が1枚増えました。