やっと!
やっとお稽古に行く事が出来ました。
約20日振りです。
母の事や、私自身の都合などでお稽古をお休みしてしまってストレスが溜まっていましたけれど、
気が付けばもう7月、薄物の季節になっていました。
お稽古のお仲間で、やはり体調の問題でお休みが続いている方がいらして、
その方を知るお仲間が
「お稽古行きたい、そしたらどんなに気が晴れて元気が出るだろう」と言ってる、と
伺って、心の底から「そうそう!」と同感した私です。
今日は濃茶以上のお稽古に特化した日。
皆それぞれに、
奥の点前を見ていただき、楽しいお稽古でした。
京紫色 絽の色無地
帯びさえ変えればそのまま法事やお通夜にでも行けそうな色目の着物です。
部屋の照明の加減で少し明るく写っていますけれど、実際はもう少し暗い紫です。
大好きな紫シリーズですが、手持ちの紫の中ではこの絽の色無地が一番、明度も彩度も低いと思います。
帯は毎年、一度は結ぶ夏薊
五泉の絽の帯地に手描きで薊が描かれています。
我が家の近所でも街路樹の根元にアザミが咲くのですが
いつも5月頃に咲いているようなので多分、アメリカオニアザミじゃないかと思っています。
この帯はノアザミだと思うことにしています(笑)
帯揚げは薄紫の絽で撫子の透かし模様が織り出されたもの。
帯締めは夏用のレース、薄桃色です。
昔はこのようなレースの帯締めはありませんでした。
帯締めは通年の物、とされていたのに、いつの頃からかこのようなレースなどの
夏専用の涼し気な帯締めが売られるようになったので
袷や単衣の時期の合物の帯締めを真夏には何となく締めにくい気持ちになりました。
冠組の帯締めなどは特に「年中使える」と言われていますけれど
夏専用のものがある、となると夏用の物を使いたくなる、消費者の心理を突いていますよね。
今日、夫は久しぶりに大阪でパーティーがあるとかで
夜遅くに帰ってきました。
「もう、酒の席は疲れるわ」と言いながら帰宅しましたが
私にとってはカレンダーに書き込まれる、夫の「夕食不要」の文字は嬉しい限りです。