あっという間に2月になりました。
この間、お正月だ、初釜だ、と寿ぎの気持ちでいたのに、
大雪に降られて、気が付けば2月。
どうしてこう、1月ってあっという間に過ぎてしまうんでしょう。
今日は2月最初のお稽古日。
奥の点前に特化した研究会・特別稽古日でした。
濃茶の主菓子は、先日の初釜で福引を当てられた方の「お福分け」として
菓子司にご依頼をされ作ってもらった椿餅。
よく見る、緑の椿の葉に白い餅を挟んだものとはちょっと違って、私は始めていただくタイプの椿餅でした。
虎屋さんの椿餅を写したそうで
ほのかに肉桂の味・香りがする道明寺粉で御膳餅を包んでありました。
道明寺はしっかりと固く、菓子切りを入れるのがちょっと難しいほど。
とても美味しくて、本歌の虎屋の椿餅も食べてみたくなりました。
そんな美味しいお菓子とお茶を頂いたお稽古日の今日の着物。
白練の色無地
普段、気軽に着ることができるように紋は付いていません。
あわせた帯は花織を模した柄の西陣織、九寸名古屋です。
今日、帯結びがスムーズにいかなくて、なぜかお太鼓の中がきれいに始末できなかったせいで形がびしっと決まりませんでした。
そういう時って、着ている間中、なんだかスッキリしない気分。
結び直せばよかったわ。
帯揚げは枯草色 無地ですが縦締めのような織柄が入っています。
帯締めは緑と赤の2色組。
なのですが…… 帯の色と同調しすぎてなんだかパッとしません。
帯揚げや帯締めって、小さな面積なのに、着姿全体に大きな影響が出ますね。
八掛も然り。
今日は、帯のお太鼓がすっきり決まらなかったのと
帯締めが帯の色に紛れてしまった、その2点で消化不良のような気分でした(゜-゜)