実家の母が新しい施設に入所して2か月が過ぎました。
環境にも慣れてまずまず順調に過ごしている様子で安心しています。
ただ、認知症(レビー小体型です)の症状は明らかに進行していて
施設のお部屋のベッドの足元に敷いてある、母がベッドから立ち上がって動こうとするとスタッフの方にわかるようにチャイムが鳴る離床センサーの電源を勝手に切って
施設内をウロウロして転倒したり、
車椅子に乗っている時に自分で安全ベルトを外して歩こうとしたり。
施設のスタッフさんとしては「出来るだけ拘束はしたくない」と考えてくださっているのですが、
パーキンソン病で足に力が入らなくなっているにもかかわらず、その自覚がない母、しかも動きたがるので転倒骨折を避けるためにはどうしたって車椅子のベルト固定や離床センサーは必要なわけで、
それを嫌がる母のことでは施設のスタッフさんにご苦労をおかけしてしまっています。
パーキンソン病は指定難病なので医療費の助成を受けさせていただいています。
その更新手続きが毎年今頃なのですが
先日更新の案内と手続き用紙が届いたので母と病院に行ってきました。
ちょうど診察の予約がお昼前になっていたのでお昼ご飯は外で済ませて帰る、と施設にお伝えし、母にも
「今日はお昼ご飯を外で食べようね」と言いました。
「ステーキが食べたいわ! あ、握り寿司がいいかな」と即座に母の好物が(^^;)
母はビーフステーキとお寿司が大好きなんです。
診察の待ち時間や会計を待っている間に散々迷って母が決めたのは
「握り!」
病院の近くのお寿司屋さんに電話して車いすでも入れるかどうか確認、
「どうぞ」と言ってもらったので炎天下を車椅子を押してお寿司屋さんへ。
「私、食欲がないし、あまり食べて帰りの車で気分が悪くなったらいけないからお好みで少しだけ握ってもらうわ」と母が言うので
「では私は10貫で」と私が言うのを聞いて母が「じゃ私も10貫にする」ですって💦
「食べきれないから、あんた半分食べてね」と言いながら
気付くとぺろりと10貫、母のおなかの中へ入っていました。
「あぁ、美味しかった、施設ではね、握りは出ないのよ」と宣う母。
(そりゃそうでしょ、衛生面から考えても施設でリスキーな生魚は出ないわ)と心の中で思いつつ、
「じゃあ、また時々外にご飯食べに来ようね」とご満悦の母にいうと
「ちょっと、果物か甘い物でも食べたいわねぇ」ですって*1
介護タクシーにお迎えを頼んでいた時間になっていたので母の希望するカフェでのデザートはお預け。
施設まで母と一緒に介護タクシーに乗ってスタッフさんに報告をして京都に戻ってきました。
実家地方の市役所内の保健センターの中に市のキャラクターのポップが。
かわいい♡
母に見せようと出かける前に撮影した庭のピンクカサブランカと蓮の花


花を育てるのが好きだったのに、「ふーーん」とあまり関心なさそうな返事で
ちょっとがっかりでした。
炎天下を車椅子を押して歩いたダメージで、今日は少々夏バテのような感じ。
体がだるくて夕食つくりをさぼり、デリバリーで済ませてしまいました。
本当にありがたいウーバーイーツ。
家にいてあらゆるジャンルの食べ物を運んできてもらえます。
便利な生活になれてしまったらもう元には戻れないわ。
*1:+_+