こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

母の引っ越し、再び。

5年前父が亡くなって以来、兵庫県姫路市の実家で昨年の6月まで独居生活を送っていた母。

自宅で暮らしたい、と介護関係の方々の手をお借りしながら頑張っていたのですが

昨年6月に「もう無理だわ、施設に入ります」と決心をして実家から歩いてすぐの介護付き有料老人ホームに入居しました。

 

実家から徒歩圏内のホームを選んだのは

・帰りたくなったらいつでも家に帰って少し気分転換したり近所の方とおしゃべりを楽しんだりしたい

・小学生時代からの同級生がそのホームに先に入所している

 

と言うのが主な理由だったのですが、

コロナの影響で母が望むように「時々家に戻って気分転換する」ことは叶わず、

しかもホームに入所してから転倒することが増えて足元が怪しくなりました。

 

何もしない、と言いつつも家で独居していると嫌でも動くことはあって

台所の冷蔵庫まで、とか、リビングから寝室まで、とか

案外歩いていたのでしょうね、

それがホームに入ったらワンルーム(と言っても母が入所したホームの個室はかなり広くてゆったりしていますが)にベッドやクローゼット、洗面やトイレが完備されているので歩く距離が減り、一日三度の食事はその都度お世話をしていただけるので食事時間になるとお部屋からダイニングルームまで歩くだけ。

食事の準備も後片付けの洗い物をする必要もありません。

 

割と元気だった母ですが、ホームに入居してから足腰が弱ってしまったようでした。

 

入所して2か月目に体調を崩し3か月入院

退院してホームに戻って2か月後には再び転倒骨折して3か月入院

 

結局、昨年の6月末に入所したホームで暮らしたのは4か月、入院生活6か月。

で、この度の入院もまもなく3か月を迎えることになり来週月曜日に退院することになりました。

 

実は、母が入所したホーム、悪いところではないのですが

色々、?と思うことが多く、この3か月の入院中、病院の担当医や相談員さんが

「何か困って事はないですか なんでも言ってくださいね」と言ってくださったので

入院のきっかけになった出来事(朝40度の熱があったのに病院へ連絡して救急車で搬送されたのは午後8時前だった)や、その他普段から疑問に思っていたことをお話しするとすごく親身に話を聞いてくださって、

色々な方法をアドバイスしてくださいました。

入所中の施設の施設長や相談員・ケアマネさんと今後のことをミーティングしてくださる、とか

退院後、別の施設に移ることを検討する、その場合の候補を数か所紹介してくれる、など

病院の担当医も相談員さんも本当に親切な対応をしてくれました。

母をこの病院にお願いしていてよかった、と心から思いました。

母は15年ほど前にパーキンソン病を発症し、家の近所の総合病院で診察を受けていたのですがその病院の担当医があまりにも事務的で話もろくに聞いてくれない、と言うことで、ネットでパーキンソン病を専門にしている先生がいる今の病院を見つけ、メールで相談すると「一度来院してください」と言う返事が来て、診てもらうようになった、と言う経緯でこの14年ほど今の病院にかかっています。

 

今月に入った頃に「そろそろ退院できそうですよ」ということで、

相談員さんからご提案頂いていたいくつかのプランの中から母が選んだのは

「別の施設に移る」

ということでした。

「あそこには帰りたくない」

一度死の淵まで行った母、私と同じように今回の入院の原因になった施設の対応に信頼できないものを感じているようでした。

 

病院から頂いたいくつかの施設のパンフレットの中から3か所ほど見学に行かせていただき、施設の雰囲気や担当の方とお話しした印象で一か所に絞り、入所の申し込みをしたところ、退院と同時に移れることになりました。

 

そんなわけで母の退院準備をしに明日はまた実家へ戻ります。

先週から実家へ戻るのはこれで3度目。

 

家を留守にして帰ってくるたび、庭の様子が変わっているのを見ると春を感じます。

 

 

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