なんでしょう?
梅雨入り宣言出てから雨が降らない当地。
今日も朝、出かける支度をしていた時には少し重い空の色だったのに
お迎えの車(ウーバーです・汗)が来てくれた時にはピーカン。
最初、晴雨兼用の草履を準備していたのですが急遽、本パナマの草履に変えて出かけてきました。
6月最後のお稽古日。
水色の地に白で縦縞が入っている絽の小紋
数年、袖を通していなかったように記憶していたのですが
確認してみると2年前の夏に着用していました。
この小紋、なぜか身丈が私には少し長くてお端折りがもたつきます。
私はお端折りをあまり長く着たくないので、身丈が長い着物を着る時には
腰紐を2本使い、いつもの腰骨の位置に1本まず絞めて、その後5センチほど上にもう1本、腰紐を結んでお端折りの長さを調節するのですが
今日は暑さに負けていつものように長着を着たのでお端折りが長くなってしまいました。
画像を撮る時はいつも両掌を帯の下あたりで重ねているので上の画像ではわからないのですけれど、でもやはり出かけてから帰るまで(お端折りが長いわ……)とずっと頭の中で引っ掛かっていました。
帯は白の博多の紗献上。
博多の献上帯は絹鳴りがするのでお茶の席にはふさわしくないのですが
紗献上は普通の博多献上に比べると打ち込みが浅く糸が紗に組んであるので
絹鳴りはしません。
開き名古屋(手先を半幅に追って縫い付けることなく、お太鼓になる部分だけを二重にかがって仕上げる形です)に仕立てて貰っているので胴回りの帯幅を幅出しして絞めることができます。
普通、八寸で仕立てる帯は元々の帯幅が31㎝、もしくは30.5㎝が最近のサイズです。
そうするとお腹に巻く部分は15㎝~16㎝に満たないくらいの寸法になるわけですが
私の身長(163㎝)と恰幅の良さからすると少し前幅が狭い感じの着姿になるんですよね、
なので名古屋に仕立ててある帯の時には1巻き目と2巻き目を少しずらして幅を出しているのですが、開き名古屋や松葉仕立ての名古屋の時には2巻き目に帯板を挟む(私は基本的にベルトのついていない帯板を使っています)際に外側に出る前帯を5㎝ほど幅を広げて絞めるようにしています。
帯揚げは白にあんず色でぼかし模様の入った絽
帯締めは同じようなあんず色と白がぼかしで組んである高麗組
ですがこの帯締めは単衣や薄物の時期用に組まれたものです。
それにしても今日の暑さと言ったら。
思わずお稽古の帰り道、かき氷を食べに寄り道したくなりました。
(寄り道はせずにまっすぐ帰ってきましたよ、もちろん)