気が付けばあっという間に1月も終わろうとしています。
例年、1月は宗匠が全国のお弟子さんのところへ初釜でまわられるので
お稽古も月に2回程度、大先輩の高弟の方が代稽古をしてくださる、と決まっていたのですが、昨年・今年と地方での初釜に宗匠がお出かけになることがなく
京都の弟子の私たちはその分、宗匠からお稽古をつけていただけています。
今日のお稽古でもオミクロン感染者の急増の話になりました。
お勤めをされている方などはまたリモートワークに戻り、出張も来客も禁止になった、と話されていました。
夫の勤務先は先週末から後期の試験期間に入っていて、昨年は試験も(少なくとも夫が担当しているローでは)リモートで試験を実施したのですが今年は大学での試験、ということで珍しく早起きをした夫は自分の担当する試験の時間だけですが「寒い寒い」と言いながら大学へ出かけていきました。(終わるとすぐ帰ってきました……)
今日、お稽古に出かけるのにいつもお願いしているタクシー会社に配車をお願いしましたらドライバーさんが
「紅葉の時期から年末年始とひっきりなしにお呼びがかかったのに、もうさっぱり呼んでもらえてないんですわ」
「そうかといって感染するのも怖いですしねぇ」
そんな風に話されていました。
1月前半はよく見かけていた府外ナンバーも車もすっかり見かけなくなって
お土産物屋さんなどがまた閑古鳥が鳴いているという話も耳にします。
そんな中、1月最後のお茶のお稽古
義母から譲られた着物を着て行きました。
貰って帰った時には小紋だと思ってたのですが帰って良く見てみると
後ろ身頃も柄がすべて上を向いているので付下げ小紋だとわかりました。
割と背が高い義母の着物、身幅や身丈を直すことなく、裄だけを出してもらって着ることができました。
私は身体に厚みがあるのでお端折りがギリギリ(^^;)
腰紐をいつもより下に結んで何とかお端折りを出すことができています。
帯は西陣、扇面が織り出された九寸名古屋です。
芯が柔らかいのでお太鼓の形を作る時、ちょっと頼りない感じがします。
帯揚げは抹茶色の綸子地に梅色と青紫の梅の柄が染めてあるもの。
帯揚げは水色と焦げ茶色が横段に組まれた平。
「あら、その着物、初めてやね」とお稽古仲間に言われ
「義母の着物をもらったのよ」というと
「こと子さんによく似合ってるわ、梅の季節にぴったりやね」と褒めていただけ
嬉しい気持ちになりました。
お稽古から帰ってから「お母さんに送るから」と頼んで着姿を夫に庭先で撮ってもらいました。
プリントアウトして手紙を添えて施設の義母に送ろうと思います。
喜んでくれるといいのですが。