先日、義母のタンスから持ち帰った着物をお直しに持って行ったのですが
その際に、以前にお手入れをお願いしていた着物が2枚、出来上がってきていたので持ち帰ってきました。
今、件の呉服屋さんに預けて(と言うか、呉服屋さんからそれぞれの専門家のところに行ってるわけですけども)いるのは
夏着物の紗の色無地を解いて染め変えて仕立て直しをお願いしているもの1枚、
義母から譲られた小紋2枚 です。
普段、着物を着た後のお手入れは
脱ぐと全体の埃などを落とすために和装用のブラシでササッと掃いて
その後『エリモト』をガーゼにたっぷりしみこませて衿と袖口をシュッシュと拭き
着物用の衣紋掛けに掛けて着物部屋のパイプ(着物を掛けても床につかない高さのパイプを部屋の長い方の壁面いっぱいに渡してあります)に1日吊るして
その後、文庫に包んで(畳紙のことです)桐の和箪笥に収納、です。
エリモトと言うのはタカビシ化学株式会社と言うところが作っている着物の衿汚れに特化した液剤で、タカビシさんは着物のお手入れでは皆さんよく使われているリグロインやベンジンもつくている会社です。
タカビシ化学株式会社--カイロ・殺虫剤・シミ抜き剤-- 製品・工場紹介リニューアル
エリモトはこんな製品です。
私はどうもベンジンを使うのが苦手で着物のお手入れにはリグロインを使っていたのですけれど、このエリモトは他の二つに比べると揮発するスピードが少し遅い(気のせいかもしれません……あくまで個人の感想です)ような気がするので衿のファンデーション汚れや皮脂汚れなどをぼかし拭きするのに緊張の度合いが低いのです。
ベンジンの揮発性の速さに私が付いていけないだけなのですが。
汚れにはエリモト、シミにはリグロインと使い分けています。
正絹の和服は京洗い(要するにクリーニングと同じ、石油系の洗剤で洗う)をそう度々する必要はなく、むしろ京洗いをすると絹が傷む、と悉皆屋さんは言います。
なので普段は衿や袖口をシュシュッと拭いてしまうくらいでいいようで、
ひどく汗をかいた時には汗抜きだけをお願いしています。(悉皆屋さんのお奨め方法です)
で、汗抜きとプレスをお願いして持ち帰ってきたのがこちら↓


左 本塩沢 右 小紋
左のピンク系の着物は塩沢は塩沢紬ではなくて本塩沢です。
本塩沢と塩沢紬の違いは↓こちらの解説がわかりやすいのでリンクを貼っておきます。
https://vasara-h.co.jp/tips/detail.html?id=37
レンタル着物屋さんのHPですけれどクリックされても何か金銭的な問題が起こることはありませんのでご心配なく。短く読みやすい文章で違いを説明されています。
今日のおやつ
時々立ち寄るドーナツ屋さんのドーナツ
レモンピールが乗っているのがチョコレモン(ハードタイプのドーナツ)
奥にあるのはふわふわ触感のプレーンなタイプ


お気に入りのドーナツ屋さんと、お気に入りのハーブティー
プッカの中でこのレモングラスとジンジャーのが一番好き❣
ドーナツ屋さんの帰り、お隣のお寺の境内を抜けようと自転車を走らせていたら
駐車場のそばのイチョウと紅葉がとてもきれいでした。