4連休、初日。
春のゴールデンウィークに対してこの4連休はシルバーウィークというのですね。
人生の晩秋にいる私にとってはなんだか微妙なネーミングのシルバーウィークです(^^;
いくつかの用事があって今日は色々とまわってきました。
まず、近所の悉皆も兼ねた呉服屋さんへ。
盛夏に着た薄物のお手入れをお願いしてきました。
そのついでに、先日記事にした40年以上前の朱赤の雨コートの色掛けについても
少し相談させてもらいました。
解いて一度色抜きをしても赤に染めてある生地は元の色にはきれいには戻らないそうで
薄いピンクのような色になることが多いそうです。
昔は難しかった防水加工をいったん取る作業は今は技術があってできるんですって。
そして今の朱赤の上に色掛けをするとすれば
濃茶色とか黒に近い赤みのある茶色や濃グレーにする(なってしまう)しか選択肢はなさそうです。
対費用効果の点からももう少し考えてみようと思います。
40数年前の朱赤の雨コートは道行衿で襟のデザインからいうとお茶会などにもためらいなく使えるのですがさすがに今の色のままでは……ね。
呉服屋さんと話していてもう一つの案として
手持ちの白大島の小紋を解いて撥水加工を施し着物衿の塵除けを兼ねた雨コートに仕立て替える、というのも有、という話も出ました。
この白大島です。
折柄が好きな大島なので思い切って雨コートにするというのには少し悩みます。
もう少し着物として着ていたいかな、って。
呉服屋さんの後、紙を扱うお店でのし袋を数種類。
お祝い、お礼、無地の蝶結びの紅白水引のもの、月謝と書いてあるもの。
常備しておきたいのし袋をまとめ買いしました。
そのあと、大丸へ。
ベルトの交換をしてもらう時計を預けて、呉服売り場で足袋と足袋カバーを買って
(なぜ呉服屋さんで買わなかったかというとお直しの話に夢中になってて買い忘れたからです・汗)
それからお使い物の品を見繕って、
ベルト交換の受け取り時間までまだ30分ほどあったので地下の「 イオリ IORI 」へ。
このお店は毎月、月替わりでその月の和名の豆知識が書かれたしおりが
つけられてきます。
今月、9月は
こういうのを見るとお茶のお稽古の際のお道具の問答の際の
「茶杓の銘」などのヒントになりますね。
時間も頃合になったので腕時計を受け取りに。
和装の時に使うことが多い腕時計、
昭和レトロなデザインがかわいくてお気に入りです。
ところで、今日の大丸、久しぶりに大勢のお客さんでにぎわっているのを見た気がしました。
地下では和菓子の仙太郎さんの前には二重に列ができていて店員さんも忙しそうに接客していたし他のコーナーも人が大勢で、私があんみつを食べたイオリもお店の外で少し順番を待ったくらいでした。
1回のコスメのコーナーも賑わいが戻ってきていて
日常が戻ってきつつあることに安心しながらもやはり不安な気持ちもぬぐえませんでした。
もちろん、大丸さんはコロナ対策を考えて、人が少なかった時には出入りできていた出入り口を封鎖して入り口を2か所に絞り、検温とマスクの着用、それにアルコール消毒の徹底をしていました。
Go To キャンペーン 東京も解禁になり
国内線の空の便の乗車率も満席、とニュースで行っていますけれど
東京以外の道府県は「東京からは来ないでね」的なお願いをされているところもあるようで、まだまだコロナ以前の日常が戻ってくることはなさそうです。