こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

薄小豆色の江戸小紋に七宝の帯でお茶のお稽古

4連休の二日目。

今日は(私にとっての)9月最後のお稽古日でした。

4連休ということもあって、かつて一緒にお稽古していて

お仕事の転勤で遠方に行かれている方や引っ越しをされて

違う支部でお稽古を続けていらっしゃる方など、京都に帰省しています、と宗匠にご挨拶に来られ久しぶりにお目にかかることもできて何となくにぎやかなお茶室でした。

 

今日の着物の取り合わせ。

 

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くすんだ紫蘇色というかぼんやりした小豆色と言えばいいのか

微妙な色合いの鮫柄の江戸小紋

この着物は母のお下がりで何度か着用してはそのたび

(私には似合わない……、もう着るのはよそう)

と思う一枚です。

古い着物なのでかけ襟の長さも帯からだいぶ上です。

前回着てから、たしか4.5年過ぎているので年を重ねた分、もしかして少しは似合うようになったかも、と淡い期待を込めて着てみましたけれども

やっぱり駄目でした↷

この着物、どうしたものか……

きもの買取に出しても引き取ってもらえない可能性大ですし

どなたかに差し上げるといっても色が微妙でもらっていただけそうな方が思いつきません。

帯に仕立て替えてもパッとしないでしょうし、

でもどこも傷んでいないのですっぱり捨てるのにためらいがあるんですよね。

洋服なら潔く捨てることができるのに

着物ってやはり反物を作るところからの手間や関わった人の思いが気持ちをよぎって

捨てるということがなかなか出来ないです。

当面、寝かせておいて時期が来たら色掛けして黒に近いような色無地にしてしまうことを考えてみましょうか……

 

帯は、夏帯の名古屋。

七宝柄は刺繍と金駒で縁取りした中に別生地で柄を作ったものです。

しっかりした芯が入って少し重さもあるので盛夏に使用するにはつらいので

6月初めか9月の末くらいに使ってちょうどよい感じの帯です。

 

帯揚げは薄紫の絽、帯締めは濃い灰青の冠組にしました。

 

今日、お稽古に出かける時にお願いしていたタクシーの運転手さんが

「ようやく人が戻ってきました、朝から嵐山にお客さんを乗せて行ったんですけど

 大勢の観光客さんでしたわ」

と嬉しそうに話していらっしゃいました。

タクシーの運転手さんも、観光の方がパタリと来られなくなったこの数か月、

ダイレクトに影響を受け大変な思いをされた業種の一つですね。

昨日からの観光地の話を色々とおしゃべりされていて

さて、目的地について私が下車する段になって

「あっ‼ メーター動かすの忘れてましたわ‼(゚Д゚;)」と。

気の毒で、

「いつもこのコースをお願いするときは〇〇〇円ほどなのでそれでよければ取ってください」とお話しして料金をお支払いするというハプニングもあった日でした。

 

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