興味のある方がゲストの回は録画をして見ていました。
今ではTVerという便利な無料見逃し配信があるので好きな時に見ることができます。
先日のゲストは音無美紀子さん。
私が若い頃にはホームドラマでお見掛けしない日はないくらい露出の高い女優さんでした。
久しぶりの徹子の部屋、出演時のお衣装は和服。
これぞ江戸好み、というお着物と帯ですね。
粋というのはこういうお着物を言うのでしょうか。
徹子さんに今日のお着物は?と聞かれ
「9月いっぱいはまだ麻です」と答えられていました。
縞柄の麻の着物に、帯もアップになったのを目を近づけてみると
ざっくりとした織りで麻のようでした。
ちょっと気になったのが帯留め?帯飾り?というのでしょうか。
帯締めに通してある飾りの真ん中から下がっているこの玉(ぎょく、おそらく緑の部分は翡翠かな?簪も翡翠をされているようでしたから)、
この玉の飾りがあまりに真ん中過ぎて、動かれるたびに少し揺れて
なんだかとても気になってしまいました。
あくまで個人の感想ですが、
この下がっている玉の部分が少し短いか、いっそ無い方が素敵だったかも。と思ってしまいました。
足元は白木の駒下駄。
こういうところも如何にも江戸好み、ですね。
ちなみに、私の持っている小判型の下駄
漆の塗り下駄で鼻緒は手持ちの鹿の子絞りの着物の端切れで作ってもらいました。
夏祭りなどに出かける際に、浴衣に名古屋帯を合わせて麻の白足袋を履いてこの下駄を履くことが多いです。
私が着つけに関することで参考にさせていただいて本なども何冊か読ませていただいている大久保信子さんも江戸好みの人。
こういう着こなし、とても粋で素敵、とみていて思うのですけれど
関西(京都)に暮らす私にとってはあくまで『見せていただく』お着物姿であって
自分では絶対にできない(似合わないのが明々白々です)好みです。
着物には『江戸好み』と『京好み』という、関西と関東での好みの違いがあるということがよく言われてますけれど
音無さんがお召しになっている雰囲気の着物を京都の呉服屋さんで見かけることはほとんどないように思います。
きっと、売れないから置かない、んでしょうね。
料理の味付けや生活の中の習慣や、物の呼び名や
東と西で違っていることがたくさんあって
洋服などは同じ関西でも大阪と神戸とではまた違ったりするようですね。
今週月曜日の放送は、
粋な大人の女性のお着物姿を楽しませていただける徹子の部屋でした。