朝から雨の京都市内
けれども寒くはありませんでした。
我が家は碁盤の目の北西の端から少し上がったところで、
京都が舞台の2時間ドラマではお約束のように写される東寺さんの五重塔のてっぺんと
同じ高さ、と言い割れているところに位置しています。
よく「やっぱり今出川を上がると寒いなぁ」と言われるのですが
我が家のあたりはもう一つ寒くて
やっと地植えの水仙が咲き始めたところです。
鉢植えで育てていたティタティタの球根が鉢いっぱいに増えたので
5つほどに分けて、3つ分は植木鉢に、そして残りをクチナシの足元に植えこんでおいたものが3月に入ってようやく咲き始めています。
入れ替わるように終わろうとしている白梅
今日はお茶のお稽古日でした。
雨だけれど春らしい明るい着物が着たくて
いつぞやの白練の色無地を着て行きました。
お稽古から戻って画像を撮ったので後ろがしわだらけです。
半日、正座をしていたのでやむなし、とします。
合わせた帯はすみれ色の地に春の野に咲く花たちが描かれたもの。
蓮華、土筆、菫、それにチューリップのような花が手描きされています。
私のブログを見てくださっている方はお気づきかもしれませんけれど
私は「紫」が好きで、身の回りの物、例えば
バッグや靴、マフラーやスカーフ、もちろん着物や洋服も
基本的に紫をベースにしたものがとても多いです。
白から赤にかけての色、それと赤から青にかけての色がとても好きなんです。
話が横道にそれました(^^;
この帯は塩瀬です。
帯揚げはピンクの綸子に桃の花の刺繍が入ったもの
着終わって、半衿がほぼ隠れてしまっていることがとても気になりました。
でも、もう着終わってしまっていたのでどうすることもできず……
時々半衿を引っ張ってみたり、着物の掛け襟を少し折りたたんでみたりしましたけれど
着る時にそうなってしまったものはもうどうやっても気に入るようには直りません。
実は、雨で湿度が高かったので絹の襦袢を着ると汗で後の始末が厄介になりそうな気がして着物の下に綿の嘘つき襦袢(装道の美容ランジェリー)を着たので
つけ衿(美容衿)を装着していたのですが
衿を付けた際に固定用のひもの結び方がどうも緩かったようで
着物を着ると半衿が動いてズレてしまったのが原因のようです。
着なれないというのは難しいですね。
こういう時のために日頃から何度か嘘つき襦袢を使ってみる回数を増やすべきかもしれません。
個人的に、ポリの長襦袢がどうも苦手で
持ってはいるのですがほとんど着ることもなく、長いこと箪笥の肥やしになっています。
お手入れが楽でいいんですけどね、着心地がどこか苦手なんですね。
シルックの長襦袢を一枚、作っておきたいなと思ってはいるのですが
長襦袢ばかりそんなに増やしてどうするんだ、と思う自分もいます。
さて、関西二府一県の緊急事態宣言が解除され
夫の勤務先も令和2年度の卒業式・3年度の入学式を行うことが決まったようです。
ただし、上限3000人、参列希望者は事前に申し込み、マスク着用、
家族の参加は不可。
式典の2週間前から検温等により健康観察をし
当日は学生証を提示し、検温と健康チェックを受けて入場が許可されるようです。
我が夫殿は「もう関係ないし」ですって。
大学の大きなお役を引き受けていた10年間ほどは卒業・入学式には壇上に並んでいたので退屈で仕方なかったようです。
お祝いの紅白まんじゅう(上七軒の老松さんの上用饅頭で美味しいんです)を持ち帰ってくれるのが私は楽しみだったのですけれども。
昨年は学生の皆さんが残念な思いで迎えた春。
今年はみんなが気を付けて無事、滞りなく執り行われることをお祈りしています。