今日は実家近くの病院に入院中の母のリモート面会に行ってきました。
昨日の朝、何度も何度も電話してきて
「避難場所に来ているんだけど帰り方がわからなくなってしまったから病院に電話して誰か迎えに来てもらって」
…… いえ、母は入院中でベッドから電話してきています。
私はお茶のお稽古に出かける予定だったので(この調子ならこの後もまたきっと電話してくるだろうなぁ)と思いつつ、あえてスマホは和装バッグに入れたまま袴付けの荷物置き用の棚に置いたままお茶室に入りました。
いつもは緊急事態に備えて数寄屋バッグにスマホを忍ばせるのですが
昨日はどうも朝から認知症状レベルがupしているようだったので。
お稽古が終わってスマホを見たら案の定、着信履歴がいくつも。
留守電に「今日、何時に来るの? 甘いものを持ってきて!」って吹き込まれていました。
認知症状がかなり良くない時でも携帯から電話を掛けられるのは不思議なんですよねぇ。
そして午後7時ごろに再びスマホに着信があり出てみると
「明日来てくれる日でしょう?同室の人に京都のお菓子を配ってあげるって約束してるから二条若狭屋の干菓子の大きい箱を買ってきて」と、それはもうはっきりした口調でご指示がございました。
パーキンソン病のONとOFFってまるで「えっ⁉お芝居してる⁉」って本気で疑ってしまうほど様子が違うんです。
OFFの時の様子を見ていると、処方していただいているお薬がないと母の現状は本当はこうなんだわ、とお薬の力ってすごいことを実感します。
病院に着いてリモート面会のブースの前にいると母が入院している地包括ケア病棟の看護師長さんが来られて、
「今日は午前のリハビリで歩かれている足取りがすごくしっかりしていらっしゃいましたよ」とニコニコ笑って教えてくださいました。
予約した時間になって病室の母と画面越しにつながると
いつもなら座っている母がベッドに横になったままで目も閉じがちで
今にも眠ってしまいそう(意識レベルが下がってしまいそう)でした。
「どうしたの?具合悪いの」と尋ねると
「リハビリしてお昼ご飯を食べたら具合が悪くなって起きていられない」と言います。
言葉ははっきりしていて声もしっかり出ているのですが目を開けているのが辛そうでした。
今週金曜日に退院に向けてのカンファレンスを、母の介護に携わってくださる皆さんが集まって開いてくださることになっていて、本当にこんな調子で退院できるのか心配になったのですが看護師さんの説明によると
「病院にいるより施設に帰った方が色々と刺激があって認知症状が良くなる可能性が大きい」との説明でした。
15分間のリモート面会なのですが母の様子が話をするのも辛そうだったので
5分ほど早めに切り上げて帰ることにしました。
京都へ帰る列車の中でタブレットで本を読んでいたらいつの間にか眠ってしまっていて
「きょうと~ きょうと~」のアナウンスで慌てて飛び降りました。
危なかった、危うく乗り過ごすところでした。
日が短くなったので京都駅に着くころには外はもう真っ暗。
京都駅の伊勢丹で野菜とすぐに食べられそうな食材を買ってバスに乗りました。
京都産のフリルレタスは通常の玉レタスの5倍のベータカロテン含有、に魅かれて籠に入れました。
お肉をさっと焼いて、フリーズドライのスープと作り置きの常備菜でササッと夕食。
明日は少し複雑な気持ちで義妹(夫の弟の配偶者)とのランチの約束が入っています。
早く寝なくちゃ。。。。。