昨日から台風の影響で雨が降り続いています。
降りしきる雨の中、どうしても買いに出なければならないものがあって(食材ではありません)一番近いドラッグストアまでレインシューズを履いて出かけました。
お隣のお寺の境内を抜けさせていただいていると
お着物姿の女性が大勢さんで歩かれているのを目にして
(?このコロナの中で久しぶりにお茶会?)と通り抜けていると
山内の塔頭のあちこちにお席の案内板が出、
傘を差した案内係の方が立っていらっしゃいました。
そうです、今日、利休さんの菩提寺では
今日庵さんの若宗匠が家元後嗣になられたことを祖師にご報告される
格式報告献茶式の日だったのでした。
コロナ感染が騒がれ出して他の様々なこと同様、
お茶の世界も大勢が集まるお席を設けることはずっと自粛が続いていたのですが
本当に久しぶりにお隣のお寺でお茶席がかけられているのを見ました。
日本で一番お社中様を抱えるお流派、
本来ならばそれは盛大な催しになったでしょうに
新聞記事にもあるように規模を縮小して執り行われたそうです。
確かに、これまでの今日庵さんのお献茶式と比べると
山内を歩く人々の数がぐっと少なかったです。
けれども、かなりな降りの雨の中を格式高い訪問着を着られた方々が
待合席などで雨コートをお召しになっている様子を見ていると
このお献茶式に臨まれた方々の寿ぐお気持ちが傍目にもよくわかりました。
今日庵さんが出されている案内板を見るとお茶席だけでも6席。
点心席も山内塔頭にあるお料理屋さんのお席に一か所、お寺のすぐそばのお料理屋さんの本店の前にも傘をさした案内の方が立ってお迎えをしていらっしゃって
規模の大きさがうかがい知れました。
こんな時期でなければ、と他流ながら思わず残念な気持ちになって山内を歩きました。
先日より気になっている真珠庵さんの特別公開
やっぱり拝見しに行こうかしら……
↓こちらは利休さんの作庭と伝わる見事なお庭の黄梅院さんの案内。
Go To travel でいらしたのか、観光客の姿も、コロナ前ほどではないにしても
戻ってきつつあるようです。
今回の台風、関西方面は明日のお昼頃からが一番影響を受けそう、との天気予報。
あぁ、私は明日の午後にお稽古が入っているのです。
しっかり雨対策して出かけなければなりません。