昨日、ちらりと記事の中で触れた「みうらじゅん マイ遺品展」
絶賛開催中(笑)のアサヒビール大山崎山荘美術館に行ってきました。
実は(みうらさんの収集してきたものを見に来る人なんてそんなにいないだろうなぁ)とひそかに、日曜日でもたいして混んではいないだろう、と思っていました。
大山崎の駅を降りるとアサヒビール大山崎山荘美術館への無料バス乗り場がすぐ目の前にありました。
阪急電車の大山崎駅、JR京都線の山崎駅、山崎のあたりは線路が並行して走っているんので両方の駅は歩いてもすぐの距離です。
JR山崎駅は駅のすぐ前に妙喜庵という寺院があります。
このお寺、こじんまりしていてすぐ目の前にあっても素通りしてしまいそうなくらいなのですが、利休が作った、今に残る唯一の茶室、国宝の『待庵』が寺内あるので有名です。
毎年11月には山崎の駅から車で数分の水無瀬神宮で献茶式があり
その際にはこの妙喜庵に副席が設けられ、特別に茶室・待庵も見学させていただけます。
そんなわけで毎年11月にはお茶会のお手伝いでこの駅に降り立っていました。
コロナ禍になりお献茶式は執り行われてはいますけれどそれに伴うお茶席はこの2年、中止になっています。
なので山崎へ出かけてくるのは2年ぶりでした。
美術館の送迎バスに乗って天王山のふもとより少し山道を上がったところまで。
そこからは歩きでちょっと急な登坂になります。
まもなく美術館というあたり、みうらじゅんさんの姿をした「飛び出し坊や」
一時期、みうらさんがハマっていた、あの道路の端に立っている飛び出し注意の看板?のみうらさんバージョンがお出迎えしてくれました。
館内に入ると数か所ある展示室に、これまでみうらさんが製作してきた「スクラップ帳」や収集してきた様々な品が、これでもか! と 所狭しと並べられていました。
私の予想に反して館内にはけっこうな人数の入場者、
ちょっとびっくりしました。
だって、私のまわりには「みうらじゅん、だれそれ?」だとか
「みうらじゅん? あぁあの髪の長い汚い人?」っていう人ばかりなんですから。
だから私は夫以外とはみうらさんの話はしないことにしているんです。
ちなみに夫はみうらさんの収集癖や彼のやっていることにはあまり関心はないようですけれど、みうらさんの仏像に対する見方や感じ方、捉え方は興味深いらしく、
みうらじゅんさんがいとうせいこうさんと仏像を訊ねるシリーズ「見仏記」のDVDは全巻揃えています。
一頻り館内を見学して回り、2階のカフェで一休みしました。
どら焼き(関西ではみかさと言います、奈良の三笠山に形が似ているから)セット
さすが、アサヒビールの美術館、飲み物のメニューが
コーヒー・紅茶・ほうじ茶、それに、 三ツ矢サイダーとバヤリースオレンジでした(^^♪
甘いものとコーヒーで一休みした後、もう一度館内を一回りして
来た時と同じ、無料送迎バスに乗って山崎の駅まで。
この日は風もなく日差しが優しくて着物を着て出かけると暑いくらい。
首が冷えるといけないと思って出かける時に巻いて出たストールは結局ずっと手に持ったままになりました。