この週末、母は88才の誕生日を迎えました。
若い頃は口八丁手八丁の母で
父や私を支配下に置き(言葉は悪いけどそんな感じでした)家のこと、家族のことを自分の思いのままにしようとし、そうならないとたちまち機嫌が悪くなる、そんな性格でした。
男二人兄弟の長男の、今では私の夫となっている彼と付き合っていた時も
私が一人っ子ということもあって母からは大反対され、一時期私たちは私の親に隠れて付き合う、というような時期がありました。
そんな「支配者」だった母も、高齢になり75才でパーキンソン病という指定難病になってからは私にことごとく依存するようになってしまっています。
(昔はあんなに私を支配していたのに、と内心、腹の立つことも度々、でも、相手は高齢なんだから、と自分に言い聞かせて我慢、我慢、の母との関係です)←内緒の話ですよ~
土曜日はお茶のお稽古日だったので
誕生祝は日曜日に。
明るく華やかな印象のフラワーアレンジメントを注文してあったので
プレゼントはそのお花と、↓甘いものにしました。
婦人画報のお取り寄せで注文、栗や求肥のお餅が入っていて甘さ控えめで
美味しかったです。
2年ほど前まではお花とケーキと、母の好みに合いそうな洋服をプレゼントしていたのですが、
出かけることがめっきり減ってしまったので洋服を贈っても着る機会がない、とブツブツ言うようになったので(*_*)、
それ以来、少し珍しい甘味を贈るようにしています。
「米寿おめでとう」と言いますと
「難病さえなければこんなにしんどくないんだろうけど、もう生きてるのが嫌になるくらい毎日しんどい、早く死にたいわ」と。
(はぁ~ こんなことばかり聞かされるから実家に帰ってくる足が重くなるんだよ)と心の中でため息ついて、
にっこり笑って
「そんなこと言わないで、 お母さんが元気でいてくれるから私も頑張れるんだよ」
と歯の浮くようなことを言う私はまるで女優です(*_*;