一つ一つ検品してみたら予想通りと言いますか、太鼓柄の名古屋帯は
私が着用するには柄出しが非常に難しいものがほとんどでした。
古い物でなく現代のものでも太鼓柄の名古屋帯で着用するのが難しいものがたまにあります。
お太鼓の部分になるところの柄がやたらと上の方(名古屋帯のタレになる部分の境目の三角に縫ってあるところ)に異様に近く残りのタレが必要以上に長くなっている、とか
前帯にある柄をちょうどいいあたりに結ぶとお太鼓になるたれの部分がとても短くなってしまう、とか。
仕立て上がりの帯を購入するとそういう『思わぬ落とし穴』にハマってしまうことがあるんですよね……
余談ですが、
「着物でお稽古」を始めた頃に何も考えず手に入れた帯、
柄行はどう見ても初夏なのにとても厚みのある塩瀬の帯だった、ということが結構ありました。
(この織地とこの柄、絶対季節があってないでしょう)という帯です。
そんな初歩的なことですら「着物でお稽古」の初めの頃はわからなくて
いざその帯を着用しようとして初めて気が付くんですよねぇ。
と、話を戻して。
短かったり柄が上手く出せそうにない「一箱いっぱい数千円」でやって来た名古屋帯、
それを思い切って二部式の帯にしてみようと思い立ちました。
お稽古仲間で一回りほどお姉さまの方はすべての帯を二部式に作り替えていらして
「とても楽よ」とおっしゃっていました。
で、ネットで二部式の帯の作り方を検索してみました。
たくさんヒットした中で一番作りやすそうで作った後の収納もしやすそうだった動画を見つけました。
それが
この方がYouTubeにUPされている動画です。↓
色々な作り方を見たのですがこの作り方が収納の面で言うと一番便利そうです。
しかも胴に巻く部分に付ける紐も準備しなくていいんです。
明日、この動画で紹介されている方法で二部式帯つくりに挑戦してみようと思います。
すごく安くで手に入れた帯なのでもしも失敗してもダメージが少なくて済みそうですし。
でも、帯にはさみを入れるってやっぱり勇気がいりますよね。
帯を切らずにつくり帯にできるコーリン姿も持っているのですが
(一番最初に着付けを習ったのがコーリンの着付け教室で、そこで教材として購入しました)コーリン姿は長時間の使用だと少し疲れるのと
お太鼓の帯山がまっすぐになりがちであまりかっこよくならない気がします。
なのでよほど朝の早い(朝3時起きとか・汗)お茶会で二重太鼓を結ばないといけない時しか使わなくなりました。
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先日所用で出かけた時のお昼ご飯。
久しぶりの鼎泰豊。
以前に比べるとテーブルの感覚が広くなって
席と席の間にアクリル板が設置されていました。