7月最初のお稽古日でした。
東京----緊急事態宣言前のような感染者の右肩上がりの棒グラフに
離れた地で暮らしていても緊張します。
政治的な話はここではしたくないけれど、
政府も、都知事も、選挙が終わるまでは動かない、と何か水面下で約束でもあるんじゃないか、とうがった見方をしてしまいます。
京都でも日々感染者が出ているこの数日ですが
府県をまたいでのお稽古がいよいよ戻ってきました。
今日のお稽古
隣の隣の県からのお仲間の顔も久しぶりに見ることができて
こんな中でも(日常が少しずつ戻ってきているんだなぁ)となんだかほっとしました。
出かける時から小雨が降っていて
履物を、雨草履にしようか、夏用のパナマでも大丈夫?と少し迷って
パナマの草履で出かけたのですが
お稽古が終わって帰路につく午後6時にはすっかり本降りになってしまっていて
タクシーを拾うために大通りに出るまでの、
ほんの少しの間に麻の足袋がすっかり濡れてしまいました。
先日仕立てあがったばかりの、綿絽の浴衣地を単衣の着物に仕立ててもらったものを
早速着て出かけました。(着物でのお稽古も解禁ムード)
綿絽、流水に花と扇面着物に、五泉の絽に手描きのあざみの帯。
気になっていた裄の寸法は、あまり気にする必要がなさそうでした、よかった(^^♪
お稽古仲間の方に「涼しそう」と声を掛けてもらいました。
夏の着物は、「涼しい」ことより、「涼しそう」の方が大事、とは
どこで読んだのでしたっけ?
本人は暑くても、盛夏に白い着物をさっと着て
日傘なんかを指して背筋を伸ばして歩いている人を見ると
いかにも「涼しそう」で蒸し暑さの中に一時、さわやかな風が吹き抜けたような印象を持ちますよね。
夜が更けるにつれて雨がきつくなり、今、外では激しい雨音がしています。