ずっと長いことお茶のお稽古で使っている数寄屋袋は名物裂の花兎金襴のもの。
普段のお稽古には10年、これを使ってきてさすがに草臥れてきました。
新しいものは一回り大きめがいい、とずっと探していて
けれどもなかなか思うようなものに出会えませんでした。
そんなある日、数寄屋袋を手作りしてネットで販売されている方を知り、
勇気を出してコンタクトを取ってみました。
「希望の生地を準備すれば指定のサイズでの製作が可能です」とのお返事をいただいて
早速、大好きなウィリアム・モリスのプリント『いちご泥棒』を買い求め
その方に送りました。
わずか1週間のうちに作ってくださったのがこちら↓
一般的に販売されているお茶のお稽古用の数寄屋袋と大きさを比べてみると
縦横、一回り大きいのがよくわかります。
お送りした生地にしっかりとした芯を入れて裏地をつけ
蓋の開け閉めにはマグネットがつけられています。
これまで、数寄屋袋とは別に懐紙入れも持って茶室に入っていたのですが
少し大きくなった数寄屋袋のおかげで
懐紙・袱紗・扇子・出し袱紗、それにメモ帳やペン、
その他諸々入るようになりました。
お気に入りのプリントの新しい数寄屋袋。
お稽古が一層楽しくなります。