少し久しぶりの更新です。
入院していた母が無事に退院し、しばらく様子を見るために私も実家で過ごしていました。
入院と言っても検査中に気分が悪くなってのことだったのであまり心配はしていなかったのですが
老人特有のものなのか、感情が上がり下がりして
実家で一緒に過ごした数日で、相手をしている私のほうが精神的にぐっと疲れてしまいました(*_*)
本当は3月1日が3月の最初の稽古になる予定でしたのに
そんなわけで1日はお休みし、今日が3月最初のお稽古になりました。
3月
蛤棚に床には雛飾り
毎年のことですがやぱり茶室の中が一気に春めいて嬉しくなります。
今日のお稽古の着物は2月にも着た薄灰に花丸文様の小紋
帯は薄桃色の西陣織で貝や手毬、桜か桃か、花びらが折り込んであるもので
柄行から私の中では3月のイメージです。
この帯、普段からいろいろとお願いしている呉服屋さんで見つけたものを仕立ててもらったのですが
後日、仕上がった帯を受け取りに行ったときにお店の奥さんが
「この帯、無くなってるのを見た時に主人に『誰に売ったん⁈』と聞いたら
『こと子さんや』と言ったので「それならいいわ」って言うたんよ」と言われ
思わず
「ひぇ~、怖い(笑)」と言ってしまったエピソードを持っている帯です。
帯揚げは水色にピンクで梅の飛び絞りが入ったもの。
帯締めは白とくすんだ緑の、ちょっと変わった組み方のものです。
この帯締め、大丸の呉服のコーナーで一目見て気に入って手に取ってみたら
柔らかくてしかもしっかり締まりそうな、ストレッチが効いた組み方でした。
そのあと値札を見て、一瞬(うっ……)と棚に戻し、
けれど諦めきれなくて買ってしまったものです。
着物関係の小物って結構お値段取るんですよね、
ほしいものはたくさんあるけどなかなか一度には揃えられません。
一つ一つ揃えていくのも楽しみのうち。
次はあれを、と狙いを定めて手に入れることができるタイミングを待ちます(笑)
新型コロナウィルスの影響で政府がイベント等の自粛を、と要請したことから
お茶会が次々と中止になっています。
これから春のお茶会シーズンなのに予定されていたお茶会は3月・4月と
すべて中止になってしまいました。
仕方がないこととはいえ、残念で、寂しい気がします。
早く収束に向かって安心していろいろなことを楽しめる生活に戻りたいですよね。