格子柄の紬の着物です。
格子の中に流水? 花? 的な折柄が絣で入っています。
しつけ糸が付いたままだったので実家から持ち帰ってきたのですが
今日、箪笥から出してよく見てみると
結構はっきりわかる茶色のシミが付いているのに気が付きました。
きっとかなり時間がたって出てきたシミだと思われます。
紬の、それも普段の生活の中で来ていた着物
この着物は桐の和ダンスではなくて普段着るものを入れておく
実家の整理箪笥の引き出しの中に入っていました。
なので収納している経年の間に出来たシミなんでしょうね。
悉皆屋さんにだして解いて染み抜きして洗ってまた仕立て直してもらう事を考えたら
その手間と対価に見合う着物とはちょっと思えなくて
せっかく実家から持ってきたのですけれど処分しようと思います。
一応羽織ってみたら顔映りは悪くなかったので残念ではありますけれど。
もう一枚はこちら。
これは処分かどうか、まだ少し迷っています。
残布に染められた商標登録や製造者の印などから浜縮緬とわかりました。
この着物、なぜ処分しようか迷っているかといいますと
とにかく顔映りが悪いんです。
試しに着付けてみたらまったく似合わない(T_T)
柄は嫌いじゃないのにね、
地の色が私の顔にはダメでした。
凄く顔色がくすんで見えました。
あと10年したら着られるかも、と思ったり。
今より年を重ねてこの色の着物を着たら余計にくすんで見えるにきまってるわ、と思ったり。
箪笥の肥やしになるにきまってる着物を
はたしてこの先ずっと保管しておく値打ち、あるのかなぁ。