いきなり鬱陶しいタイトルでごめんなさい。
今日、午前中に少し気の重くなる電話を受けて、(少し苦手な人からの断りにくいお誘いでした)
なんとなく一日、その気分を引きずったまま
夕食を食べていると義父から電話がありました。
夫への用だったのですが、
話の様子から、
どうも怪しげな営業の人が2人でやってきて
『うまい話』をしていったらしく、
その『うまい話』に乗ろうかと思うのだが、
というような相談のようでした。
もちろん、夫が即座に「そんな話に乗ったらダメだ」といってましたけれど。
義父は90歳、義母は86歳
今も少し離れた所で2人で暮らしてくれてます。
義父は10年ほど前に受けた前立腺の手術以来、
足が弱り、杖をついて、それでも頼りない歩き方になっています。
義母は身体はとても元気で買い物にも自分で出かけているのですが、
少し痴呆症が出ていて、
10分くらい話すと
「こと子さん、お母さんはお元気?」と
5回は聞いてくれます(T_T)
義母はとても優しくて、息子2人しかいなくてつまらないわ、といいながら
私のことを本当に可愛がってくれて、
私も実家の母といるよりも義母といる方が
気持ちがずっと楽でいられるのです。
義父は、いえ、義父もいい人なんです。
ただ、凄くプライドの高い人で
何かの拍子にうっかり、
プライドを傷つけるようなことを言ってしまったり、
してしまったりすると後が大変で(・・;)
夫の一族はほぼ全員学者・研究者で、
分野は様々ですが夫以外は皆、女性も理系です。
夫が何故法律を選んだか。
私たちが中学と、高校の頃だったでしょうか。
2度のオイルショックがありました。
義父はプラスチックの成型技術の研究をしていたのですがオイルショックのせいで
研究予算がつかなくなり、それをきっかけに
研究者としては不遇な人生を、
結局退官まで過ごすことになってしまった人です。
それを見ていた夫は理系は何かあると潰しが効かない、と自分は法の道を行くことを選びました。
細菌の研究をしていた義父の弟は
K(夫のことです)は一族でも抜きん出て頭がいいのだから法律をやるなんてもったいない、
と最後まで残念がっていたようでした。
話が横道に逸れましたけれど。
そんな、研究者としての人生を全うしてきた義父が、
このところ急激に頭脳の衰えが見え始め、
けれど本人はとてもプライドが高く、
周りの助けを受けようとしないので、
義父から電話があると夫は必ずといっていいほど声を荒げ、機嫌が悪くなってしまうのです。
朝から気持ちがなんとなく鬱々としている私と、
父からの電話でカリカリしている夫
我が家には珍しく会話のない晩御飯でしたorz
こんな時、朝ドラのヒロインみたいに
上手に、自分自身だけでなく、夫さえも
気分転換させてあげられる性格なら良かったのになぁ、
と、なんど思ったことでしょう。
私はこう見えて(どう見えるんだ⁈)
臆病者で気が小さくて、
つまらないことをぐずぐずと引きずってしまうタイプなんです。
あぁ、気持ちの切り替えが早くて
いつでも元気な人になりたいです^_^
山芍薬のつぼみ
明日あたりひらきそうです。