義両親が長年住み慣れた家を出て夫婦そろって介護施設に入居したのをきっかけに
義母から様々なものを譲られました。
夫と弟の息子二人の母である義母、妹が遠方に暮らしているのですが
大切なものをいくつか私に譲ってくれました。
着物も数枚譲り受けたのですが昭和一桁生まれの人にしたら義母は背の高い人なので
着丈と身幅はお直しせず、裄だけを少し出すだけで着ることができるようになりました。
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先日お稽古に着て行ったピンクの松青海波の付下げ小紋に続いて
今日は赤紅色の地に抽象的な植物柄が染められた小紋を着てみました。
実際の着物より少し赤が濃く写っていますが実際にはもう少し紫系の色が入ったような色合いです。
それがね、自分で言うのもお恥ずかしいのですが、
なんと!びっくりするくらいこの着物、私、似合ったんです。
貰って帰った時にサイズ感を見るために一度、羽織ってはいたのですけれど
その時はキチンと着つけたわけではなくて羽織って前を合わせてみただけだったので気が付きませんでした。
これまでこういう色目の着物を持っていなかったのが残念に感じたくらいです。
(えっ⁉ 私こういう色似合うやん、もっと早くこういう色も買えばよかった)と思いました。
考えてみたら、私はワインカラーが大好きで洋服だとこういう色合いのワンピースやセーターを何枚も持っているのに、それが着物となるとこういう色を選ぶということを思いつかなかったのは不思議な話です。
この着物を着て下に降りたら(二階で着付けをしています)居間にいた夫が
「その着物、良く似合ってるやん!」と私を見てすぐに言ったので「そうでしょう」と思わず自慢げに返事してしまいました(笑)
今日の着物
赤紅色 植物柄小紋 義母の着物を貰ったもの。
帯は塩瀬の八寸名古屋。紺の地に蝶?植物?な太鼓柄が織り出された松葉仕立て。
私が中学生の頃に実家の母が締めていた記憶があるので着物同様、昭和の帯です。
今日の取り合わせは「ざ・昭和」ですね。
帯締めはオレンジに白ぼかしでポイント柄が組み込まれている笹波組。
本当ならポイントになる柄が入っている側を左に出したかったのに気づいたら右側になってしまっていて、一瞬、締め直そうか、と思ったけれど乗る予定のバスの時間が迫っていたのでそのまま出かけました。
で、今日はどこに行ってきたかというと、
天下分け目の天王山、のあの天王山。
会期の最初からいつ行こうかと考えていた
『開館25周年記念「みうらじゅん マイ遺品展」』
今日は特に予定もなく、しかも朝からいいお天気で暖かかったので、そうだ、今日行こう!と出かけることにしたわけです。
大山崎山荘美術館の様子はまたこの次にご紹介します。