お茶のお稽古や、ちょっと出かける時などに
和服を着るときは前日から準備をすることはありません。
出かける支度をする時に、着物を出し、帯を選び、小物類を支度します。
何となく二十四節気に合わせたり、
季節の花を少しだけ先取りしたり、
その日の気温やお天気で着る物を考えます。
この帯を結びたいから着物はこれ、
この着物を着たいから帯はこれ、
どちらを主体に持ってくるかは同じくらいの頻度で選んでいるのですが、
帯締めを新しく買ったから、
帯揚げはこれを使いたいから、という時も稀にはあります。
帯締めを決めてから着物帯を決める、なんて言うと『かなり着物通です』って言ってるのと同じで、とてもそんなことは口にはできません(笑)
一方、お茶会など、少し気の張る場面は出かける時は前日から着るものを決めて支度をします。
お茶会、水屋に入るとなると朝はかなり早く、お客で行くにしてもやはり早くから支度することになります。
前日から着物を衣紋掛けに掛けてたたみ皺を取り、帯や帯締め、帯揚げを組み、
着付けに必要な小物類も一つの籠に入れて
スムーズに着付けできるように準備しておくことに
しています。
今日、明日と大阪で各流派合同での大寄せのチャリティー茶会があり、
いつにも増して朝の集合時間が早いのです。
この茶会は毎年恒例でこの時期に開催されるのですが、普段お茶をされていないような方々も参加される、気軽なイベントです。
洋服での参加者も多く、
あまり仰々しくしないのもいいかな、と個人的に思っている私は毎年同じ色無地を着用することにしています。
春らしい、ミモザの花を思わせるような山吹色に一ツ紋
伊と幸の四君子地紋の反物を染めてもらったものです。
着物がまるで制服のように同じ物にしているので帯は毎年違うものを。
今回、帯は名物文裂の花兎。
帯締めは緑系で、と決めて数本からどれにするか選んでいると、
ここぞとばかりに猫たちが邪魔をしにやってきます。
着物の小物ってどうしてああ猫の好きな形状してるんでしょう。
紐類を咥えて走る、
帯枕は蹴りぐるみのように抱え込んで連続蹴り、
油断をすると帯締めの房を毛づくろいされてしまったりします。
ところで、
あくまで個人の感想ですけれど、
着物好き、普段から着物を着る、という方に
猫好き、猫を飼っている人が多いような気がします。
そんなことない?^_^
さて、明日は4時起き、
寝過ごさないように今夜は早寝しなくちゃ。