このところ、何となくバタバタしてまた前回の記事から日が開いてしまいました。
昨日の関東以北は雪のために大変だったようですね。
皆様お変わりなくお過ごしだったでしょうか?
当地は雪が降ることもなくいつも通りに過ごせていたのですが
アマ〇ンで注文していた品、本当なら今日届くはずが
配達がありませんでした。
PCでポチッとしただけで大抵は翌日に我が家に届くのが当たり前のように生活していますけれど、今日は(あら、指定の時間になってもヤマトさんが来ない…… そうか!昨日の雪のせいなんだ)と、改めて物流のお仕事に携わってくれている方々のありがたみを感じました。
さて、
2日・金曜日は2月に入って最初のお稽古日でした。
月に一度の奥のお点前に特化した特別稽古(研究会)の日です。
朝から冷え込んでいましたので、節分の前日だし、まだ絞りでもいいことにしましょう、と小紋柄の総絞りを着て出かけました。
樹木に雀の柄かしら?と長年思っている総絞り 何の柄かはっきりとはわかりません。
ピンクに群青で柄が入るように絞られています。
絞りの職人さんは京都でももうほとんどいらっしゃらないと聞いています。
古い着物ですけれど、やはり絞りは暖かいです。
絞った生地の一つ一つに空気の層ができているのと、記事全体に裏打ちと言って一枚絹地が貼ってあり、それを合わせ仕立てにしてあるので、暖かいのも当たり前ですね。
帯は、この日、白の塩瀬に後染めでピンク・青・紫の叩き染めが中央にぼんやりと入っている、一見無地のように見えるものを締めてみました。
帯揚げは紺地に白い絞り柄が入ったもの。
帯締めはやはり群青で冠組にしました。
この日、帰り道で少しショックなことが!
歩いているとなんだか草履裏がペタペタするような感じがして
ふと見ると草履の裏に貼ってある底革の、前ツボの留が付いてあるあたりが
剝がれて隙間ができていたんです💦
なんとか自宅に帰り着くまで剝がれないでもってほしい、と祈るような気持ちで一歩一歩、慎重に歩いて帰ってきました。
ところで、珍しいものの画像をUPしてみます。
これ、なんだと思います?
野蚕(やさん)の繭なんです。
画像だとちょっとわかりにくいですね。
葉っぱの下に何かの実のようにくっついている薄緑のもの、
これが野蚕の繭です。
絹糸を取るために人の手で育てられる蚕は家蚕(かさん)というそうです。
家蚕の繭(吐く糸)が白いのに対して野蚕の吐く糸は薄緑だということは写真を見たりして知っていたのですが実物を見たのはこれが初めてでした。
節分が過ぎて、立春。
暦の上では春になったんですね。
引っ越しから4か月と少し。
今年の春は庭に植えこんだ球根が花を咲かせてくれるはず、と楽しみも待っています。